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書籍

解き放たれしドラキーの日記、12ページ

あまりにも長い間、私たちは卵の兄弟だけを仲間にして戦った。優秀な戦士ではあるが、数が少ない。私たちの力には限りがあり、活動範囲はちっぽけで、虫のように影をはい回らざるを得なかった。ただの盗賊に成り下がっていた。邪魔な存在なだけだった。

私は変化をもたらすのが賢明だと悟った。数を増やし、影響力を拡大するには、仲間が必要だった。肌の乾いた者が組織に入ることを許し、彼らを私たちの力にするのだ。そうしてブラックガードは大嵐のように、打ち寄せる波のように大きくなった。

しかし目の曇った者たちは、身内を疑った。私の指導力に疑問を持ち、昔のやり方に目がくらんでいた。怒りに満ちた声で叫び、それはどんどん大きくなった。私は彼らを落ち着いて観察した。シシスが、変化は常に混乱につながり、同様に混乱は血につながると教えてくれた通りだった。

そうして私の試練は生まれた。私の決断を疑う者は、仲間である肌の乾いた者の戦闘能力を試す機会を与えられた。そのような挑戦に成功した、数少ない者たちはどうなるのか? 彼らは私の相手をする。彼らが疑問視しているのは私の命令で、指導者としての強さだったのだから。

私の前にいたシシスのように、私は破壊と創造を両方行い、疑う者を始末し、従う者を強くした。そうして、ブラックガードは復活した。

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