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書籍

クラフトモチーフ72:メリディア

タネスのレディ・シンナバー著

古代から現在まで、メリディア教団はどれだけ迫害されても、常に復活して再び勢力を盛り返した。これはおそらく、デイドラ公としては無限の活力の淑女が、信者に真の意味で恐ろしい行動を要求することが少ないためだろう。しかし、メリディアは敵とみなした者に対しては非情になることもある。メリディアを崇拝する定命の者はしばしば、メリディアのデイドラ戦士であるオーロランの武装に着想を得た装備のスタイルを採用することで、彼女を称えようとする。その外見はメリディアの信者の間で、時と場所を問わず常に一定しているため、「メリディア」スタイルが存在するとも言える。


メリディアの信者の頭装備から発する金属の光沢が示すように、メリディアの名の元で戦う者は、その頭で敵を引き裂くことも恐れない。

肩防具
金属はメリディアの活力を表す流れる線を始めとした、芸術的な装飾のための材料である。メリディアの信者の中では最も軽量の鎧を身に着ける者でも、全身の動きで敵を威圧する効果を高めるため、金属製の肩防具を用いることがある。

胸当て
芸術的に加工されたメリディア信者の胸防具には、ほとんどに活力の意匠が刻まれている。また、胸防具にはスケールアーマーも用いられる。タセットは信者を保護するだけでなく、体当たりで敵の体勢を崩すためにも利用される。

手袋
メリディアを崇拝する者が身に着ける手袋は剣と矢の両方を受けられるため、攻撃してからの離脱を最小のリスクで行える。これはメリディアの信者が頻繁に用いる戦術であり、陽光が満ち引きするように、戦闘で一撃離脱を繰り返す。

ベルト
ベルトは活力を象徴的に表しているが、その形は優雅な流線から炎に似た形まで様々である。その他の芸術的特徴としては、スケールアーマーの鱗や衣装を施した羽根がある。

脚当て
洗練された動きはメリディアを崇拝する者たちの戦闘技術の要であるため、脚防具に用いられる主な素材は柔軟な革である。金属の強化によって保護能力は多少高まっているが、若干程度でしかない。

ブーツ
メリディアの信者が最も軽量な武装にさえ金属を用いるのを好むことは、彼らのブーツが示している。見慣れた活力の象徴があしらわれたこのブーツは隠密行動より、死霊術師を始めとしたメリディアの典型的な敵対者の攻撃に耐える用途で作られている。


翼や活力の光、光の流れがメリディア信者の盾を装飾している。盾には鋭い突起がいくつも付いているため、メリディアの信者はとても残忍なシールドバッシュを繰り出すこともできる。

短剣
メリディアの信者が用いる短剣は敵の剣を受け止めて一時的に引っ掛け、場合によっては武器を手放させるため、特に価値が高い。


メリディアの剣は、敵の攻撃を受け流せるようデザインされている。信者たちは接近戦が開始された時にこの戦法をよく用いる。スケルトンなどを相手にする場合、この剣は素早く手首を動かして骨を砕くことができる。


接近戦における対応力と殺傷力を兼ね備えた装備として、メリディアの信者たちは両刃の斧を用いる。それぞれの刃には活力を象徴する波の意匠が施され、取手と鍔にあしらわれたクリスタルが光を受け止める。

戦棍
死霊術師とその僕がメリディアの仇敵であるため、メリディア信者の戦槌は主にスケルトンの骨を叩き割り、より遅いアンデッドを一掃するために作られている。言うまでもなく、こうした武器は死霊術を実践する者たちに、究極の懲罰を与える。


メリディアの真の姿、すなわち光と振動の姿は、信者たちの武器に用いられるクリスタルが最もよく表している。その一例が杖に使われる3つのクリスタルだ。全般には支離滅裂だったメリディア信者の日記には「光と振動はクリスタルに影響を与える。だから戦いにクリスタルを持ち込むと、メリディアは我らの動きに直接祝福を与える」と記載されている。


メリディアスタイルの矢筒と弓は、タムリエルのメリディア像に見られるものを再現している。羽根の付いた弓の両翼は一見すると柔らかそうに見えるが、極めて殺傷力の高い突起となっており、遠距離射撃から近接攻撃への迅速な移行を可能にしている。

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