騎士団筆頭補給係、アミヌス・エンティウス著
時の騎士団はアカトシュ教会の盾である。騎士団の高度に訓練された騎士として、古代帝国による時の竜神崇拝が持つ尊厳と栄光を、常に適切な形で示さなければならない。厳密に言えば騎士団は帝国の階級に属していないが、それでも我々は古き帝国の徳を体現している。我々の装備もまた、この徳を反映しなければならない。
兜
時の騎士の兜のデザインは、その起源を第二帝国における帝国軍将校の兜にまで遡る。上部には誇り高く高貴な紋章をあしらい、顔を守るために鼻と頬の位置にも金属板をあてがっている。顔が守られていないために近接戦闘を恐れることは、騎士団にあってはならない。
肩防具
胸当てと同様に、時の騎士のポールドロンは第二帝国の防具を下敷きにしている。2~3の湾曲して重なったプレートが、首の脇を保護する縦のガードブレースに向かって伸びている。
胸当て
我々の胸当てはレマン時代の帝国軍の鎧を基礎にしているが、荒れ狂う時間の霧を象徴する渦巻きのデザインで装飾されている。必須ではないが、帝国軍のダイヤモンドやアカトシュ教会の象徴である砂時計を加えてもよい。
手袋
腕に固定される篭手は時の騎士団の前腕を保護するもので、渦巻く時の霧があしらわれる。また、帝国のダイヤモンドかアカトシュの砂時計を加えてもよい。手を覆う手袋は武器を握りやすいように、しなやかな子ヤギの革で作る。
ベルト
騎士団の鎧と共に身に着けるベルトは、上の胸当てと下のタセットに溶け込み、単独の装備ではなくより大きな鎧の一部分に見える。騎士がそれぞれ自らの個人的問題を脇に置き、大司教の意思を体現する存在となったように。バックルにはアカトシュ教会の象徴である砂時計をあしらう。
脚当て
騎士団が身に着ける標準的な足防具には、すねを守るため前方に凧型のグリーヴが取りつけられている。そこに好み次第で時の渦巻きか、帝国のダイヤモンド、アカトシュの砂時計を飾る。大きなダイヤモンドの内側に小さな砂時計を入れても構わない。
ブーツ
我ら騎士の履物は帝国軍の標準的サンダルに手を加えたものであり、足の甲の部分にシロディールのダイヤモンドを示すことで、帝国に敬意を払っている。より重装の防具の場合、足全体を柔軟な革で保護するように。
盾
時の騎士団の盾は、敵対者へ誰を相手にしているのか伝えるために、他とは一線を画すものになっている。デザインは大型で長方形、良質の鋼で作られているが、重量を軽くするため金属は縁と中央の部分だけが厚くなっている。最も重要な象徴は大きな砂時計で、2つあるねじれは義務と権利への献身を示している。
短剣
騎士団の短剣は幅広で、三角形の刺突用刃が付いている。帝国軍のグラディウスやショートソードをより小さくしたものだ。両刃で、針状の鋭利な先端へ向かうにつれ細くなっていく。鍔の幅は刃の根元よりわずかに広いのみ。ダイヤモンドか砂時計の象徴を飾ってもよい。
剣
騎士団の騎士が装備する剣は、長く幅広で三角形の両刃を持ち、先端は刺突用になっている。十字型の柄が細いのは、接近戦において積極的な受け流しを重視する我々の戦い方のためだ。相手の刃が柄頭にまで滑ってくるのを待つのは間抜けなだけだ。
斧
騎士団の斧は片手持ちであれ両手持ちであれ、重すぎず均衡がとれていて扱いやすい武器である。軍の近接戦闘にも、市民の暴動に対しても使用できる。斧の長い先端は物をこじ開けるためにも、切り裂くためにも役立つ。その土台となる強力なスパイクは敵を馬から引きずり下ろし、バリケードを取り除くために使用できる。
戦棍
時の騎士の棍棒は先端部分を重い球にして、鋭い針で補強する。これは殺すための武器であり、群衆整理のために使うものではない。敵に情けをかけられない、軍事的戦闘でのみ使うものだ。柄の上部は金属で覆ってあり、受け流しに使える。
杖
騎士団の魔法使い用の杖は実に豪奢なもので、大きな砂時計のような先端に、時の竜神の翼を戴いている。柄の先端の石突きは尖った鋼鉄の針になっており、柄自体は渦巻く時の霧を思わせるデザインで装飾されている。
弓
時の騎士団の騎士は馬上か徒歩での近接戦闘を重視し、遠距離攻撃にはあまり重きを置かない。それゆえ我々の弓はイチイやアッシュを使った比較的単純なもので、コロヴィア人社会で侮られない程度に装飾を施してある。
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