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書籍

クラフトモチーフ112:シラベイン海兵

マティアス・ヴェルヴィンス著

蛙鋼、別名シラベイン鋼は、現在とても珍重される希少品である。しかしいつの時代もそうだったわけではない。水に浮く性質を持つことで知られるこの金属は、アメノス周辺の海兵にとって驚くべき宝である。供給は悲しいほどに限られており、決して容易に手に入るものではない。そこで、私はシラベイン鋼が海中に失われる以前のデザインを記述したい。頑強な海の騎士たちがこれらの武器防具を用いていた頃、彼らは足元の甲板を揺らす波を恐れなかった。この測り知れない深海の騎士たちは、その武具と共に研究に値する存在である。

私はこうした騎士が、自らの装備の素晴らしさを詳細に記述した記録を発見した。親愛なる読者が私と同様、彼の記述を楽しんでくれることを願っている。


我らは深海の獣のように立ち上がり、海の怪物の軍団として団結し、一体となって戦う! 我らの兜の多くは恐怖を与える見た目をしており、深海の恐ろしい獣の頭をかたどっている。頭頂部に立つ明るいオレンジ色の水かきは、鮫のように警告の役割を果たしている。

肩防具
我らが戦士たちの肩は軽い鋼鉄の板に覆われる。大半のポールドロンは滑らかな水かきの形状をしている。この装備を身に着けていると、波の下に軽々と潜り、底知れぬ深海を地上と同じように征服できそうに見えるだろう。幻想のように聞こえるかもしれないが、真実からそれほど遠くない。

胸当て
我らの鎧は地位に応じて大きく異なるが、胸当てには通常、共通している特徴が二つある。第一にとても動き回りやすい、そして第二に、見事な防御力を発揮することだ。装着者の体に最も密着した部分に用いる革には特別な加工が施されているため、塩水や悪天候に長期間さらされても傷まないようになっている。

手袋
我らの手袋は武器を握る仕事と、帆を結ぶ仕事の両方をこなせなくてはならない。このため、我々は手袋を軽くして機敏に指を動かせるように作り、かつ甲をシラベイン鋼で補強して装着者を守っている。

ベルト
我々のベルトは丈夫だが、薄い革やロープなどの軽い素材で作られることが多い。シラベイン鋼のおかげで溺れる心配なく戦えるが、それ以外の装備もこの点を考慮しなくてはならないのである。戦士の種類に応じて、ベルトには中心点を表すため、軽い鋼鉄で作られた貝殻を付ける。

脚当て
我らの脚当ての革は、普通の鎧よりも魚の鱗に近い見た目をしている。これは美的な選択であると同時に、防御力の問題でもある。層を重ねることによって、革は遥かに貫通されにくくなる。

ブーツ
足装備は、特に船の上では柔軟かつ軽量でなくては役に立たない。常に接近戦を行うような最も頑丈な戦士でさえ、防御力と機動力のバランスを取らなければならない。柔軟な革は高い順応性をもたらすため、装着者は足を自由に動かし、足元が定まらない船の甲板に適応できる。


我々の盾はある恐るべき獣の背中を思わせる。波の下を這い回り、獲物を待ち受ける獣だ。上部にあるイカのような顔に覆われた光るオレンジの甲殻が、盾の防御性能の大部分を担っている。シラベイン鋼のおかげで、この盾はとても大型で派手ながらも、使用者の動きを鈍らせない。

短剣
我らの短剣は明かりのもとにさらすと暗いオレンジ色に輝き、釣り針のような光沢を示す。わざわざこう説明するのは、多くの者がこの短剣を見て、敵ではなく魚をえぐる道具だと思うからだ。しかしどちらも肉には変わりがないし、我らの短剣は最も硬い肉でも切り裂ける。こうこうと輝く金属のヒレが柄から伸び、使い手の握りを保護している。


我らの剣は刃の一部にあえて切り込みを入れているため、フックに類似している。これにより剣は恐るべき武器となる。先端部分は一撃で二度敵を切り裂けるからだ。柄はシラベイン鋼で作られており、先端を削った長く鋭いヒレの形になっている。握りには刀身の重さと釣り合いを取るため、曲がった触手を束ねたものが付いている。


我らの斧の恐るべき外見は、どこにいてもわかるだろう。太陽に輝く刃の黄金のきらめきはとても印象的な光景である。意匠の他の部分を見れば、我々の出自と、海が我らの技を磨き上げたことを忘れる者はいないだろう。塗装された金属から削りだした鋭いヒレがこの武器の先端から展開され、さらに鋼鉄で作られた笑う魚の突起が、敵の気力を削ぐ。

戦棍
我らの戦棍を目にした者は、凄惨な最期を遂げる前に、ほんの一瞬ながらその見事な細工を目にするだろう。雄羊の角、あるいはより近くで見るならば海の獣の鱗つき触手のような形をしたこの戦棍は、見た目からして恐怖を誘う。装飾のヒレが各部分をまとめあげ、明るい色で周囲の目を引きつけるようになっている。


空気のように軽い我らの杖は、美しくかつ強力である。暗いオレンジ色のヒレは空に向かって伸びており、深海から獲物に向かって飛びかかる生物に見えなくもない。細い金属製の杖自体は扱いやすく、重さがほとんどない。杖の底部は身を潜めるタコの形状をしており、これが重心となっている。


我々は本当の意味で弓を使っているのか? それとも背中に負った海の大蛇が、背を曲げて棘つきのヒレを発射しているのか? 確かなことは誰にもわからない。我々の武器は確かに、曲がりくねった体と鋭いヒレを持つ恐るべきリヴァイアサンに似ている。だが我々は外見のために実用性を犠牲にすることはない。

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