書籍

請負業者のメモ

警備主任ペレタスへ

ジャロル卿に頼まれていた機械の取り付けが終わった。屋敷の階下に繋がる通路は封印し、私のやり方で鍵を掛けておいた。以下に通路の使い方を明記しておいた。信用できる者にだけこの情報を伝えてくれ。

本物にそっくりな偽物のワイン樽を3つ作った。1つが通路を隠しており、他の2つはそれを開くために使用する。

この仕掛けを解除するには、まずこの大樽を見つけなければならない。ランターンの一番近くにあるのが偽物の大樽だ。大樽を開くには、大樽を2回ずつ叩く必要がある。2つの大樽を2回ずつだ。一番頭の悪い衛兵でもこれなら覚えられるはずだ。

ここまでの手順をしっかり守れば、3つめの大樽からカチっという音が聞こえてくるはずだ。3つ目の大樽は西の壁にあり、それが古い通路を塞いでいる。しばらく開いたままになった後、自動的に閉じるようになっている。カチっという音が聞こえてこなければ、それは私の仕掛けが壊れているのではなく、お前がやり方を間違えているだけだ。

以上
発明と錠前の奇才ベルランデ

追伸。手順を覚えたらこの手紙は燃やしてくれ。前の客のように食堂には掲示するな。そんなことをすれば全部台無しだ。

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