スポンサーリンク
書籍

セリヨルミンウェの翻訳

元々これらのアイレイドの断片は、古代の英雄にまつわる長い記録の一部だと思っていた。翻訳すればするほど、その確信がなくなっていく。例えば2番目の抜粋箇所で私が「(技術)」と訳した言葉。これは剣のようなものの刃を表すこともある。切ることや切断についての記述と、絆の兄弟についての記述も相まって、実際の武器について書かれているのではないかと考えるようになった。

文の大部分が抜けていたり、様式や構成が独特のものであるため、通常の翻訳よりもさらに難しいものとなっている。何かを見落としているのだろうが、この部屋にあるもののほとんどがひどく損傷しており、完璧な理解は永遠に得られないのではないかと思っている。

「… 八重の恵みを受け、正義の重みを背負っている。あなたが最初に見つけた血はジャンピングウルフから流れたものだった。あなたはその両手を切断し、殺人の報酬を与え、奴隷のように地面を這いつくばらせた。その時まであなたは生まれていなかったが、ここに自分の役目を見つけたのだ」

「スノースローテッド・スロングへの勝利を決定づけたのは、あなたの(技術)ただ一つだ。あなたは空高くから両の手で祈り、奴らは骨を一つずつ闇に葬られながら、怯え、命乞いをした。あなたの絆の兄弟はあなたを(高め)、あなたは彼の号令で星を降らせテントを燃やし、奴らが面前に引きずり出されると、共に笑っていた。

「ああ! 栄光と(不明)! あなたの暴力的な物語は3つの世界で響き渡り、その間に光り輝く道を作っている。あなたは名を盗む者、あなたの前に立つ者の伝説を破壊する。あなたは星明りから作られ、人の骨によって研ぎ澄まされている。あなたは相応しい者のためにだけある。

私は護衛に払う金が尽きてきたので、そろそろ行かねばならない。最深部の部屋の扉を開ける方法はとうとう分からなかった。また来るしかないだろう。見つかる限りの全ての破片を摺り写していく。この発見をもってすれば、資金の追加申請が通らないはずはない――中に未発見のアーティファクトが眠っているかもしれないだろう?

コメント

スポンサーリンク