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書籍

セリースの別れのメモ

リエル、最愛の人、いつかこれを見つけてくれますように。どうやらギデオンに戻れそうにないみたい。ロレイン女司祭と争って重傷を負わされた。その後、馬車が崖から湖に落ちたわ。馬車は沈んで、雨によって視界から消えた。宝箱や裏切りのディベラの女司祭と一緒に。私も足を折ってしまった。どうやらこれまでのようね。

ロレインに何かの呪文をかけられてしまって、自分が腐っていくのを感じる。だけど人々に知らせなければならない。愛しい人。これは証言であり遺言でもある。どうか許してね。

ロレイン女司祭とギデオンの治安官の半数が、目覚めの炎というある種の秘密教団に所属してるってことを最近知ったの。ロレインは人々を殺しては魂を盗んでる。おそらく、もう何年も。いつでも好きな時に悪趣味なゲームを追体験できるように、殺人を呪文をかけた石に記録までして。彼女はどうかしているの、リエル。彼女の狂気により、たくさんの修練者が犠牲になった。

昨夜、ロレインがアイディール・マスターとか呼ばれる死霊術師たちと、捕獲した魂を取引する計画をしてることが分かったの。他の手段が見つかればよかったけど、迅速に行動するしかなかった。修練者たちは私たちの友達よ。見捨てることなんてできない。分かったことをあなたに知らせなくてごめんなさい。でも、奴らがあなたを狙うのが怖かった。

ロレイン女司祭が死んだ今、あなたには記憶石とこの宣誓証言をレヤウィンの治安官のところに持っていってもらいたい。他の誰かを殺す前に、目覚めの炎を暴いてやらなければ!

心からあなたを愛してる。愛しい人、いつかまた会いましょう。あなたにディベラの祝福を

あなたを愛する妻
セリース

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