書籍

沼クラゲの世話と餌やり

黒親指のアグリンドール著

ハイホー!
もし最近沼クラゲを所有したなら、あるいは所有しようと考えてるなら、ここに来たのは正解だ!
この小さいラッパ吹きたちは、沼を旅する者にとっては願ってもない最上級の相棒だ。
家畜を飼うつもりだったら、世話をするのも簡単だ。

ひょっとしたらもう沼クラゲについて多少はご存知なのかもしれないが、抜けた部分を埋めるために基本から見直そうじゃないか?

生息地:
沼クラゲはブラック・マーシュ固有の野生生物の一種だ。
彼らは海岸に近い湿地帯を好む。
彼らが海にいるクラゲの遠い親戚である可能性は極めて高い。
だが、沼クラゲはいかなる湿った環境でも健康に育てる。
必要があれば、汗ばんだブーツの中だって大丈夫だ。

体の構造:
他のクラゲと同じく、彼らには骨も固体化した部分もない。
ただ、弾性のある、ゼリー状の体と肢があるだけだ。
それ以外の大きさ、形状、色などは種類によって大幅に異なる。
マークマイアで見られるもっとも一般的なクラゲは、ひだのある球状の体を持ち、そこから4本の触手がぶら下がっている。
これらの触手はクラゲが込み合った場所を移動し、獲物を捕らえるのに役立つが、ほとんどのクラゲの動きは、いくつかの浮き袋に沼のガスを吸い込んで吐き出す小さな開口部が制御している。
どうやって沼クラゲが浮くようになったのか確かなことは分からないが、私の理論は海のクラゲが嵐で内陸に運ばれ、沼地の水溜まりで生き延びたというものだ。
最終的に、彼らの浮袋は浮き上がって水から立ち去るため、十分な沼のガスを溜め込んだんだ!

習性:
沼クラゲは生来信じられないほどおとなしく、ほとんどの時間を静かにそよ風にのって漂い、何も知らない虫を捕らえて食べている。
沼クラゲは単独で生活する傾向があり、たくさん集まるのは産卵の時だけだが、社会的な動物だ。
この小さなラッパ吹きはガスの浮袋を使って、複雑な鳴き声でお互いを呼びあう。
1匹面倒を見れば、実にお喋りなことが分かるだろう。
そしてその鳴き声を少し学べば、沼クラゲに簡単な指示を送ることもできる!
これは愛好家にも飼育者にも、とても役に立つ技術だ。

餌:
浮揚する沼クラゲはもっぱら空を飛ぶ種類の虫を食料とするが、彼らの粘つく触手にぶつかるあらゆる小さな生き物が恰好の餌食となる。
私は1日に千匹もの虫を食べる沼クラゲを見たことがある。
それだけでもブラック・マーシュのような場所で沼クラゲを仲間にする理由には十分だ。
少なくとも週に3回は、違う場所で群れを放牧するようお勧めする。
1ヶ所にクラゲたちを長く置きすぎると、ほんの数日でその土地の土着の昆虫を消し去ってしまう!
虫を切らしてしまった場合は、愛情のこもったスプーン1杯のスクリブのゼリーが適切な代用品になる。

世話:
沼クラゲは生きるために湿気を必要とする。
もし服が体に張り付かないなら、それは恐らくクラゲにとって、何の手助けもなしに数時間以上過ごすには乾燥しすぎている。
沼クラゲは飲むことを必要としないが、空気中から必要な水分を得られない場合は、ボウルや口の広い器から水を吸い上げられる。
理想は汽水だが、淡水でも海水でも問題ない。

特定の時間に限って餌を与えるよりも、可能であれば1日中、安定して虫を供給したほうが良い。
飢えた沼クラゲは大食いをする傾向にあり、体が重くなって不活発になる。

沼クラゲが怪我をしたとしても、心配しないように。
彼らは切り傷を修復するし、時間をかければ肢の再生さえする。
沼クラゲが浮かび続けようとしてもがいていないかだけ気を配れば良い。
その哀れなラッパ吹きには、浮袋にガスを溜められるようになるまで、手で餌を与える必要があるだろう。

例え私の助言を肝に銘じたとしても、遅かれ早かれ、小さなラッパ吹きたちとはお別れをしなければならない。
野生の沼クラゲは傾向として2年から3年の寿命だが、家畜化された沼クラゲは、きちんと世話をすれば5年生きられる。

食べる時の準備:
ペットとして飼っているのであれ、食肉とするために飼育しているのであれ、彼らの小さなゼリー状の体を無駄にしないためには、入念な解体処理が重要だ。
沼クラゲを触る前には、手に食用油を塗ったほうが良い。そうしないと指に張り付いてしまい、手を自由にしようとして彼らをバラバラに引き裂く可能性がある。
ほとんどの場合は身から触手を取り外し、後で使うために取っていたほうが良いだろう。
彼らをまな板の上に真っ直ぐに置き、横に切る。
肢を除去したら、身の真ん中で切り分ける。
大包丁で強く押すことを推奨するが、鋭いものなら何でも良い。
気を付けないとクラゲと手とナイフが油に塗れ、指のサンドイッチが出来上がる!

身の部分の空洞を洗ったら、クラゲを直火かオーブンで焼く準備は完了だ。
赤くなった炭の上で、クラゲの身は少し硬くなり、外側が少々カリッとする。
通常、私は触手を身の中に入れて調理し、チキンスープと共に音をたてて飲み干すが、串に刺して10分ほど焼き、塩味のおやつにするのもいい。
体重に気を使っているなら、沼クラゲはレシピにある脳ミソやスクリブのゼリーの良い代用品になる。

クラゲの捕獲:
もし野生のクラゲを手懐けるつもりなら、上質の網を手に入れよう。
一番いいのは虫取り網だ。
クラゲを網で優しくすくい取れば終わりだ。
ほとんどの沼クラゲは無害だし、抵抗すらしない。
ディープマイアには僅かだが、触手に軽く触れただけで死に至るようなとても強い毒を持つ品種がいるが、それについては心配しなくてもいい。

沼クラゲの捕獲と世話について知るべきことは、本当にこれで全部だ。
他のことは全部、クラゲケーキに乗っているジャムみたいなものだ!

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