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書籍

匿名の引き裂かれた日記

ここの床は奇妙だ。どういう仕組みなのか分からない。この祠にはこの簡素な部屋以外にも何かがあると考えざるを得ない。魔術師ギルドから誰かを雇ってくる金があればよかったんだが、もう手遅れだ(アーヴィングのせいだぞ)。

とりあえずキャンプを張ろう。あの猫どもは月が大好きだ。夜中のうちに何か出てくるかもしれない。

18日目
夜中には何もなかったが、目覚めた時ブーツの中にサソリを1匹見つけた。無料の食料を無駄にする手はない(ジュロの言うとおりだった。少し火の中に突っ込んでおけば、毒は消える)。

それを見つけた時は、遺跡近くの崖を偵察していた。崖の表面から、風が漏れていたんだ。

何とか中に入れる程度に、裂け目を広げることに成功した。長い下り坂だった。

どうやら忍耐の甲斐はあったようだ。中に入ってみよう。

19日目
妙な場所だ? 聖堂か? よく分からない。

床にはシミがある。古い血だ。間違いない。古い死の教団の隠れ家でも見つけたかと思った。だが、騒ぎの跡にも見える。幸いなことに、起きたのはずっと昔らしい。

奇妙さはさらに増していく。骨を見つけたが、驚きもしない。だが他にも死体がある。死体の肉が木のようになっている。皮膚は漆のようだ。瞑想の姿勢で立っているか座っている。埋葬か何かの儀式に違いない。しかし不気味だ。

20日目
昨晩はほとんど眠れなかった。ここではあらゆるものが反響する。夜中にあらゆる種類の騒音が聞こえる。多分、ネズミだと思う。
ここは光で目の錯覚が起きるんだな。あの変な死体の1つが今動いた。

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