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書籍

発見への「招待」

奴隷たちよ、ごきげんよう!

視野の狭いテルヴァンニの仲間とは違い、私は強制労働の真の価値を理解している。心配はいらない。私は諸君に洞窟の床の卵を掃除するような、そこらの作業員がやるようなことをやらせはしない。それは他の、より才能の劣る作業員に任せればいい! いいや、枷をはめられた友よ。基本的な理性と、話す木への興味をわずかにでも示したことで、諸君は魔法実践の栄光ある未来において、テルヴァンニを手助けする権利を獲得した! 自らを探検家と心得るがいい。秘密の新発見の最先端をゆく探検家だ! この活動は信じがたいほど危険だということは言っておかなければならないが、奴隷ゆえに諸君の異議が何の意味も持たないという事実に慰めを見出すがいい。選択の重圧は取り除かれたのだ。おめでとう!

我らが最初の実験は、高度に腐食性の菌を皮膚に塗ることだ。心配はいらない。そこらの無教養な魔術師がするように、鱗へたっぷりと塗りつけるような真似はしない。我々は菌を強力な安定剤と混ぜ合わせることで、使用者のスタミナを大きく増大させると共に、熱への耐性を向上させる可能性を実現した! 確率的には(ごくわずかだが)、少量用いただけでも肺が自然発火することがありうるが、私としては諸君の奇妙な爬虫類の生態が、影響に耐えてくれることを期待している(諸君に肺があるというのは推測だ。次に機会があったら、アルゴニアンの胸部の穴の徹底的研究をすることを忘れないようにしなくては)。志願者は鞭打ちの回数減少と、監督官が諸君に食わせている何だか知らない灰色のスライムの追加によって、たっぷりと報われるだろう。

諸君の一部は運が良ければ見られるかもしれない未来のために、乾杯!

心を込めて
テルヴァンニの誓約者バイラー・サレン

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