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書籍

錬金術: 特性の発見方法

デフェサス・レクター著

バルダス

錬金術師がさまざまな試料の特性を学ぶ方法とは、試料の味を見ることだ。ここでのポイントは「味を見る」ということことだ。いくら試料がおいしそうでも、1人分の試料より多くを食べる必要はない。君が、君の父上のワインセラーを訪れた話を執事長から聞いた。それによると君は、一般的なアルコール飲料は、大量に摂取したとしても錬金術の特性は持たない、とすでに結論付けたようだね。

試料の味を見ることで、試料の最も明白な錬金術の特性を知ることができるが、多くは第2、第3の魔法の性質も持っている。試料を混ぜあわせて結果を観察することで、こうした隠れた特性を明らかにできるのだ。時に目を見張るようなものもある。実験すればするほど、錬金術の技術は高まり、特性の理解が容易になり、効果的に組み合わせられるようになるだろう。

また君は、ある種の試料が共通、または完全に同一の特性を持っていることに気付き始めているだろう。例えば、花の特性は概して有益なものだが、キノコ類はしばしば有害だ。君が先週の月耀、ぎりぎりになって宿題を片付けようとして、9種類のキノコを数分のうちにまとめて食べた時によく分かったようにね。君が吐き戻した勢いときたら、驚くべきものだったよ。

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