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書籍

アデバーの日記

黄昏の月16日

黒檀の占いでは満足な成果が上がらないため、儀式に移行した。ムクドリから始めたが、長くとどまりはしなかった。まったく予想がつかない。群れ共通の動きに依存しすぎている。ハゲワシは一定の成果を上げたが、反復するとめまいがする。彼らはぐるぐる回る。何度も同じ話をする。

カラスが最も成功したのには驚いた。彼らは知覚が鋭く、適応力があり、私と同じくらい手順に興味があるようだ。昨日は数匹を放ち、ニルンのパウダーボックスを深く吸った。間もなくカラスは模様を紡ぐようになった。デイドラの文字と思われる。その後すぐにほとんどのカラスが円状に集まった。最も大きなカラスは半分羽根のついた矢のように回転し、円の中を舞い上がった。コルク抜きか? それとも鍵か? 通りすぎるのを16回数えたところで、彼らはようやく囲いに戻った。

扉に関係している。そう考えられずにはいられない。またはポータルだろうか? 扉、いつも扉だ! そして16回通りすぎたのは? 16名の公か。偶然のはずがない。しかし扉はどこにある? 彼らはアーティファクトの場所、またはそれ自体の話をするのか? 疑問が増える。疑問はいつも増える。ニーロと話し合うべきだ。彼は魚で同じようなことをしたようだ。すぐに成果が上がらなければ、アークメイジに伝えなくてはならないだろう。すでに多くの時間を費やした。このデイドラのアーティファクトが振りまく恐怖は、誰にも分からない。

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