書籍

ニクサドのせいなの

お母さん

確かに私はセリアを海に突き落としたわ。でも彼女のドレスをだめにしたかったわけじゃないの!

海岸に行く途中でニクサドを見つけたわ。セリアがこっそり立ち去るのはよくないってずっと言ってた。大声で言うから、注意をひいてしまったの。

ニクサドがどういうものか知っているでしょう。思い上がった子供から目をくりぬいて、ムーンシュガーの中で転がしちゃうの! ニクサドがセリアの目を食べてしまわないように、どうにかしなきゃならなかったの。

最初に彼女の髪をひっぱろうとしたけど、ニクサドが笑ったわ。でもセリアは走りながら叫んだの。

それでニクサドが不機嫌になったから、私はセリアを追いかけた。海のそばの小丘でつかまえて腕を掴んだわ。そうしたら彼女が言ったのよ、「あんたのしたことをお母さんに言ってやるから!」

ニクサドの翼の音が聞こえたわ。ということは、彼らは怒っていたのよ。他にどうしろっていうの?

だから押したの。海に落ちた彼女はびしょ濡れになったわ。ニクサドは空から落ちるほど笑い転げていた。

セリアは家に帰る途中、泣きわめいていたわ。私は彼女をおぶってあげず、歩かせた。それでニクサドは満足したの。

お母さん、セリアには悪いことをしたけど、あの子を守るために他にどうすればよかったの? お母さんが言ったのはそういうことじゃなかった? 妹をかばうってことでしょう?

—あなたの愛する娘より

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