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第一紀2200年を皮切りに、恐るべき病がタムリエルを襲った。スラシアの疫病と呼ばれるようになるこの死の病は、その勢いを失うまでに人口の半数以上を奪い去った。
この世紀初期のかなりの間、疫病の起源は謎に留まっていたため、さまざまな憶測がなされた。最初は大陸南西の海辺沿いに現れ、ダガーフォールやヘガテ、アンヴィル、ファリネスティなどから広がっていった。ハイエルフの島々でさえ安全ではなく、サマーセットの街コルグラドはこの病によって破滅的な被害を被った。
疫病がもたらした被害は、失われた人命の数だけでは計測できなかった。政治的な余波はタムリエルの進む道を変えてしまった。ヴァレンウッドは弱体化し、イリアック湾の人口は劇的に減少し、エルスウェアの諸部族の数は16からたったの2へと減った。
この予期せぬ攻撃がスロードによるものだったことが明らかになると、この脅威に終止符を打つための行動が取られた。
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