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書籍

鉱山労働者の嘆き

暗い鉱山で朝から晩まで、
何度も何度もツルハシを振るう。
金属が石にぶつかる音を響かせ、
しゃかりきに働く、応援もなしに。

日がな一日、暗闇で働く、
次こそ鉱脈に当たれと念じながら。
黄金色の鉱石を夢見る貧しい男に
「もっと掘るんだ!」と親方が怒鳴る。

ひたすら掘りながら、八大神に祈る。
山の下でくたばる運命じゃありませんようにと。
鉱山労働者のこの身は変わらぬ。
血も汗も涙も財布を膨らませちゃくれない。

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