前回クエスト
物語内容
バスティアンとの関係ステータスが「親密」以上になると、クエストが発生します。
バスティアン・ハリックスと話す
バスティアン・ハリックスと会話しましょう。
姉のクラレーヌのことを考えていた。どうしてシルヴェッレ卿は、彼女が何年も前に死んだと言ったんだろう? 母の死後、なぜ私は彼女の元に行かされなかった?
答えを得なければ。この話には、何かが欠けている
何をしたい?
クラレーヌが生きていると分かったからには会いにいきたい。多くは望まないが、答えがほしいんだ
まずは彼女の夫を訪ねよう。オージン伯爵という高名な貴族だ。伯爵は王国の公務でしばしばウェイレストを訪れている
なぜ彼を通す?
クラレーヌには長い間、私に連絡する機会があったんだ。便りがなかったということは、私が生きているのを知らないのか、関わりたくないかのどちらかだろう。いずれにせよ、私が現れることが姉にとって歓迎すべきことではない可能性がある
この件は慎重に進めたい。一緒にウェイレストへ行ってくれるか?
ウェイレストに行って、答えを探すのを手伝おう
オージン伯爵がウェイレストに滞在しているなら、きっとクラウディ・ドレッグの宿だろう。視察中の貴族がよく宿泊する宿なんだ
伯爵が何かを教えてくれればいいんだが。しかし、私は脆いな。母の遺言を知ってから、頭がまったくまとまらない
姉の記憶はあるか?
いや。知っているのは、私より18歳くらい年長だったことくらいだ。私は両親が歳をとってからの子だったからな
母の召使イナリースの話では、クラレーヌは私が生まれてすぐにエルモンデ・オージン伯爵と結婚して家を出た。ハリックス家が滅びる直前だ
母が死んだ後、姉には探されなかったのか?
それが疑問なんだ。どうして私をシルヴェッレ家にやったのか。姉の立場が不安定だったからか。それとも子どもの面倒を見たくなかったか
彼女が死んでいる可能性もある。イナリースが間違っていて、シルヴェッレ卿が正しかった可能性もね
オージン伯爵について知っていることは?
名前は何度か聞いたことがある。シルヴェッレ卿と客人が宮廷のうわさ話をしている時にね。オージン家はストームヘヴンの地方にある小さな一族だそうだが、当主のエルモンデ・オージンはまともな人物と聞いた
会ってくれると思うか?
拒む理由はないんじゃないか? ハリックスの名が堕ちた直後なら他の貴族たちも心配しただろうが、あれはもう昔のことだ
もちろん、私の母が手配したことを知らなければ、義理の弟がいると聞いてかなり驚くだろうがね
確認したい。姉の存在を知らなかった理由は?
何年も前に、シルヴェッレ卿から姉は死んだと聞かされたんだ。父の反逆罪の巻き添えになったか、母のように病気か何かで亡くなったんだろうと思っていたよ
それが間違いだったなんてな。昔ハリックス家に仕えた召使からの手紙を読むまで、露ほども思わなかった
召使からの手紙?
ウッドエルフのイナリースだよ。何年も前に書かれた手紙だが、シルヴェッレ卿が隠していたんだ。それを見て、彼女をグラーウッドまで探しに行ったのさ
イナリースからクラレーヌはまだ生きていると聞いた。母が死んだ時、私は姉の元へ送られるはずだったこともね
答えが見つかるといいが
エルモンデ・オージン伯爵を訪ねる
ウェイレストの「クラウディ・ドレッグの宿」に行くと、エルモンデ・オージン伯爵が話しかけてきます。
そこの者! 知らせがあるのか? 要求を届けに来たのか?
怒ってるみたいだ。探ってみたほうがいいな
バスティアン・ハリックスと会話しましょう。
あれがオージン伯爵だ。正直に言うと、この件… つまり、家族の問題について考えると胃に穴が開きそうだよ
ふむ… 気のせいかもしれないが、伯爵は何かに動揺しているように見える。タイミングが悪かったか?
エルモンデ・オージン伯爵と会話しましょう。
今はちょっと手が離せない。妻について、新しい報せがあるのでなければ行ってくれ
妻についての報せ? 何かあったのか?
奴隷商人に捕らわれたんだ! クラレーヌはコイグリン近くに住む友人を訪ねる途中で襲われたのだ。幸い、護衛の一人が奴隷商人はコイグリン鉱山にいることを突き止めた
救援部隊を手配しなくては。用件があるなら早く言ってくれ!
バスティアン・ハリックスの代理で来た。彼は姉を探している
バスティアン・ハリックス? あそこの男か? …父親とそっくりだ
何と言うか… クラレーヌは弟が幼児の頃に死んだと思っている。家族の問題があった後、私はハリックス家から距離を置くべきだと思ったのだ
バスティアンが死んだと伝えたのか?
申し訳ないが、そうした。シルヴェッレ家には、バスティアンに他の遺族はいないと思わせるように伝えた。それが安全のためだったのだ。ああ、神々はあの決断について、今私を罰しているのか? 私のせいで――?
待て! お前もハリックスも有能そうだ。妻を救ってくれ!
バスティアンを姉から遠ざけた方が安全だった理由は?
ハリックス卿が反逆罪を犯した後、王の顧問は王への脅威を残さぬためにも、一家全員を処刑すべきだと主張したのだ
生き延びるには、ハリックス一族はもう存在しないと、王の側近たちを納得させる必要があった
王の側近たちは、クラレーヌがハリックス卿の娘だと知っていたはずだ
もちろん。妻は父親のしたことに愕然としていて、ハリックス家とは縁を切ったと言って、なんとか彼らを説得しないといけなかったのだ
危険にさらされたのはクラレーヌだけではない。私の一族も反逆の疑惑で滅びるかもしれなかったのだぞ
自分とクラレーヌ、どちらを守っていた?
皮肉を言われようとも構わぬ。私はクラレーヌを愛しているし、彼女の命が心配だったのだ
だが、自分の地位と家名とを心配していたのも確かだよ。私は爵位を得て間もなかったし、オージン家の安全を考慮しなければ、一族に対して無責任だっただろう
シルヴェッレ卿も加担したのか?
シルヴェッレ卿は積極的ではなかったよ。彼は忠実な王の支持者で、上級王に対するハリックス卿の計画を個人的攻撃として受け止めていた。バスティアンのことを受け入れてもらうためには、誠意ある説得を要した
どんな説得だ?
平たく言えば、賄賂だよ。レディ・ハリックスはバスティアンの教育のため、持参金の宝石をかなりの量蓄えていてね。シルヴェッレ卿には、その管財人になれるかもしれないと話した
会話を終えると、バスティアン・ハリックスとエルモンデ・オージン伯爵が話し始めます。
お前は… 自分の妻に、弟は死んだと信じさせたのか?
何年も前、まだ若く、爵位にも慣れていない頃に決めたのだ。結婚したばかりの妻を、とにかく守りたかった…
幼子を他人に任せるなんて! 私は… 召使として育てられたんだぞ!
彼らは君が持っていた資金を使い、紳士として育てると言っていた
あなたではなく、姉が決めるべきことだったんだ。私が姉を見つけ出す。あなたのためじゃない、姉のためにだ
エルモンデ・オージン伯爵と会話しましょう。
クラレーヌの弟を害する気は本当になかった。ああすることで、二人を穏便かつ安全に守れたと思ったのだ。それに、オージン家におけるクラレーヌの名誉もな
他に道はなかったのだ。本当に
バスティアン・ハリックスと会話しましょう。
オージン伯爵は姉に私が死んだと言っていた? おまけにあいつはシルヴェッレ卿と口裏を合わせ、私たちに何も知らせなかったんだ! あの卑怯者たちが姉と私に真実を伝えていたら、私の… 私の人生は…
伯爵は妻とバスティアンを守るためだったと言っている
はあ… わからないでもないよ。嘘をつくか、姉が絞首刑になる危険を冒すかという選択を迫られたと考えれば、オージンの選択は正しい。愛する人の命を心配をするのは臆病ではないさ
そして今、彼が姉の心配をしているのも確かだ
オージン伯爵によれば、奴隷商人はコイグリン鉱山にいる
そこなら知っているよ。盗賊と無法者たちのたまり場だ
考えるのは姉を無事に連れ戻した後にしよう。もう少しで彼女を見つけられるのに、失いたくはないからな
それではコイグリン鉱山へ行こう
シルヴェッレ卿は私に、孤児院に捨てられなかったのを感謝しろと言った。だが、この隠しごとと欺瞞には腹が立つ。たとえどんな理由があろうと
オージン伯爵の話を信じるか?
伯爵が姉を守りたかったというのは筋が通っている。その点は許せるさ。だが彼は、自分の名誉を守らなくてはと思ってもいたんだろう
彼がもし違う選択をしていたら、私がどんな人生を歩んでいたか。考えずにはいられない
シルヴェッレ家からひどい扱いを受けたのか?
いや。孤児になるよりはずっとよかったし、そのことには感謝している。だが、家族の一員ではなかったし、役にも立てなかった。君に会っていなければ、私の残りの人生はすべて、自分が属しもしないシルヴェッレ家の利益を守ることに捧げられていたはずだ
クラレーヌ・オージン伯爵を救出する
コイグリン鉱山の入口に到着すると、バスティアン・ハリックスが発言します。
ここで間違いなさそうだな。祈るなんて柄じゃないが、姉の無事を祈ろう。奴隷商人なんて、冗談じゃない
バスティアン・ハリックスと会話しましょう。
奴隷商人の奴らが姉を傷つけようものなら、五体満足でここを出られないようにしてやる!
コイグリン鉱山の中に入った後、もう一度バスティアン・ハリックスと会話しましょう。
ストームヘヴンの奴隷商人か。最低だな。奴隷商などどこにいようと最低だが、上級王の目と鼻の先だぞ
探索を進めると、バスティアン・ハリックスが発言します。
近づいているな… 急ごう!
バスティアン・ハリックスと会話しましょう。
姉が生きているとわかったと同時に、その姉が奴隷商人に捕まっていると知らされるなんてな
更に探索を進めると、奴隷商人に捕らえられているクラレーヌ・オージン伯爵を発見します。
女伯爵を誘拐するなんて、ただでは済みませんよ! 今に捜索隊がやって来ますよ!
奴隷商人を倒した後、クラレーヌ・オージン伯爵の拘束を解きましょう。
夫に頼まれたの? …いえ、忘れて。早く出ましょう!
クラレーヌ・オージン伯爵と会話しましょう。
あなた方に感謝を。奴隷商人たちは私に多額の身代金をかける気でした。約束を守り解放する気があったかは疑わしいですが
さ、他の者たちに見つかる前に急いで離れましょう
バスティアン・ハリックスと会話しましょう。
聞きたいことはたくさんあるんだが… どこから話していいやら。だから… まずはだな、君がクラレーヌと話してくれないか? 緩衝材がほしいんだ、先に一言紹介してもらう… とかな
だがまずは、安全なところまで行こうか
クラレーヌ・オージン伯爵を連れて、コイグリン鉱山の外に向いましょう。
コイグリン鉱山の出口に近付くと、クラレーヌ・オージン伯爵が発言します。
そこの扉!
コイグリン鉱山の外に出た後、クラレーヌ・オージン伯爵が発言します。
解放されたのですね! あなた方の勇気にどう報いましょう?
クラレーヌ・オージン伯爵と会話しましょう。
私はクラレーヌ。クラレーヌ・オージン女伯爵です。夫の私兵たちが救出にくることを願っていたのですが、あなた方とは初対面ですね。改めまして、心から感謝します
あなた方は、なぜ私の居場所を知っていたのですか?
オージン伯爵から危険だと聞いて来た
そうなのですか。護衛が何とか逃げ切り、夫の所へ行けるよう祈っていました。エルモンデはきっと… 待って、あなたは…
ごめんなさい、あなたの連れの人はどなた? 古い知り合いによく似ていて…
連れはバスティアン・ハリックスだ
え? そんな… バスティアン、ですって? 私の弟の? 死んだと思っていたわ!
それなら見覚えがあって当然だわ! ああ、お父様によく似てる。ああ、申し訳ありません。驚いてしまって…
彼も姉は死んだと言われていた
ああ、バスティアン…! 私が家を出た時にはとても小さかったのに。両親は歳をとってから弟を授かって、本当に本当に喜んでいたの
ねえ、バスティアンはこれまでどこにいたの?
二人で話すといい
会話を終えると、クラレーヌ・オージン伯爵とバスティアン・ハリックスが話し始めます。
…バスティアン? 最後に会った時は、まだ幼かったわね。あなたが生きているなんて知らなかった!
生きていたって知ったばかりなんだ。もっと… もっと早く知りたかった
お父様とそっくりね! でも、まったく覚えてないんでしょう?
そうです。あなたのことも。できれば… できれば、幼かった頃のことを知りたい
私も。聞きたいことがたくさんあるわ! 甥と姪がいるのは知っていた?
私も… 私にも聞きたいことが山ほどあります。ですが、ひとまず仲間と話しても?
バスティアン・ハリックスと会話しましょう。
クラレーヌとは面識がないはずなんだが、彼女を知っているような気がするんだ。私は自分の… いや、私たちのだな。父親に懐いていたそうだ。それがずっと不思議だったんだ
彼女も弟を見つけられて喜んでいるようだ
ああ… 正直に言うと、私とは話したがらないのではないかと心配していたんだ。彼女は女伯爵で、私たちには面識がないからな
だが、クラレーヌは優しい人だった。自分の姉が好感を持てる人で… なんというか、いい気分だよ
家族として扱うつもりのようだ
ああ、シルヴェッレ家の連中とは違う。彼女は情の深い人のようだ
わからないものだな。自分の居場所を見出すためにシルヴェッレ家を離れたら、失ったはずの家族を見つけられるなんて。あるべき姿におさまったような、不思議な気分だよ
彼女とウェイレストに残りたいのか?
まだだ。今はまだ、冒険の旅を続けたい。それに、姉と家族になるにしても、少しずつ時を重ねる必要があると思う
最後まで一緒にいてくれてありがとう。過去の亡霊に立ち向かうのは難儀なものだな。ドラゴンの群れの相手をした方が幾分かマシに感じるよ
クエストを完了する。
クエストを完了した後、エルモンデ・オージン伯爵がやって来ます。
ああ、クラレーヌ! 大丈夫か?
クラレーヌ、心配したよ! 本当に無事でよかった
エルモンデ、大丈夫よ。あなたが送った英雄たちはやり遂げたわ。それから… 驚くような知らせがあるの
ああ、わかってる、わかってるとも。過ちは正すことができるはずだ
私は… 君を守りたかった。だが、私が決めることではなかった。償って許してもらうつもりだ。彼にもね
エルモンデ・オージン伯爵と会話しましょう。
クラレーヌを救ってくれたことには、いくら礼を言っても言い足りない。私はとんでもない過ちを犯したのだと今は自覚している。クラレーヌにもバスティアンにも、償いをすると約束しよう
バスティアンは善良そうだ。彼を… 弟と呼べたら誇らしい
クラレーヌ・オージン伯爵と会話しましょう。
闇と恐怖から始まった一日でしたが、最後に想像もつかない奇跡がもたらされました… 家族をすべて失った時、私は潰れそうでした。それが今になって、私がハリックス家の最後の生き残りではないとわかって… まだ、心の整理がつきません
こんなことがありえるのですね…
どうするつもりだ?
バスティアンと何日も語り明かします! あの子がどうやって育ったのか、どんな家に行き着いたのか、すべて知りたいわ。今までどこにいたのかとか、とにかく全部
それに、夫と話さなくてはなりませんね。どうしてバスティアンが死んだと言ったのか。誤報を鵜呑みにしたのか、他の思惑があったのか
オージン伯爵は守ろうとしたようだ
やはり… 父の反逆が発覚した後、私を尋問した宮廷の役人のことを覚えています。あの恐ろしい数ヶ月間、私の命は危険にさらされていました
ですが… エルモンデが私を騙したことは間違っています。バスティアンは私の家族、私が決めることだったのに
夫を許すのか?
怒っているかと言われれば、もちろんです。ですが、エルモンデがそうした理由もわかるのです… 彼は善良な人ですから…
ただ… 弟が生きているって、もっと早く教えてほしかった
バスティアンはシルヴェッレ家に育てられた。一家に仕えていた
ダガーフォールのシルヴェッレ家? バスティアンは母が死んだ後あそこに預けられました。ですが、私が父の陰謀に関与しなかったと取り調べで明らかになれば、すぐに私たちの元へ送られるはずだったのに
親切にしてもらえたならいいのですが
バスティアン・ハリックスと会話しましょう。
どこから始めたらいいかな。姉と私は25年間も会っていなかった。25年だぞ? 姉が知る私は2歳児で、私に至っては姉のことをまったく覚えてない
名前以外に共通するものがなかったらどうする?
答えを探そう
そうか… そうだな。少しずつ、探していけばいいな
だが、埋めなくてはいけない時間が長すぎるな。何十年も前に、この家族の一員となり、共に過ごせたのかもしれないと思うと、とても耐えられないよ
その件でオージン伯爵を許せるか?
エルモンデ・オージンは嘘をついた。だがその嘘で、姉の命を救ったんだ。それに、彼が姉を深く愛しているのはよくわかった。二人は共に、幸せに暮らしているからね。姉のためだったと思えば、私の悲しみは忘れられるさ
ただ、シルヴェッレ家とは縁を断つ
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