
長寿と魔法が代名詞のハイエルフだが、時には魔力の探求に度がすぎて禁断の知識に手を出したり、デイドラとの不正な取引に応じたりすることもある。
そのような者達を閉じ込めるために「追放者の監房」が作られた。
物語内容
追放者の監獄に入場すると、何者かがデイドラと戦っています。
応戦してデイドラを一掃した後、番人に話しかけましょう。

いいところで出会った。
支援に感謝する。
だが、ここはデイドラに占拠されかけている。
命が大事ならここを離れたほうがいい。

この場所について教えて欲しい。

昔は極端に堕落した人々が、ここに刑罰として収容された。
今、追放者の監房には一人の囚人がいる。
上級公ライリスⅫ世だ。
彼が死んでからずいぶん経つが、デイドラとの契約でとどまっている。
そして今日まで囚人となっている。

上級公ライリスについて教えてくれ。

この辺りではよく知られた物語だ。
若い頃、上級公ライリスは英雄だった。
この地域に調和をもたらすものとして。
しかし、ライリスは偉業を求めて力を欲した。
それが破滅の原因となった。

彼は何をした?

力を求め、彼はオブリビオンの力に頼った。
反対した者は常に不可解な状況で、殺された。
結局、周囲の者達が陰謀を見抜いて彼を投獄した。
その寿命は尽きたが、ライリスはまだ存在している。

どうすればいい?

デイドラ達との契約が彼をニルンにつなぎとめている。
死んではいるがな。
デイドラ達が解放しなければ、時が尽きるまでここに留まっていただろう。

三人の仲間が未だ、ここの廊下のどこかに残っている。
私の下で番人として務めてくれた。
できる限り長く、上級公の牢獄を守ると誓ってくれたのだ。
彼らを見つけ…助けてやってくれ。
生きていればだが。

もっと知りたい。番人達の正確な居場所は?

私は…デイドラの攻撃以来見ていない
アレルダーが一番近い。
そして生き残っていれば、この先に見つかるだろう。
追放者の監房にデイドラが蔓延っています。
デイドラは強力な魔法力を持つ上級公ライリスを解き放ちました。
この危機に対処するために、追放者の監房の番人シリオンを支援すると約束しました。
シリオンが話した最初の番人アレルダーを探しましょう。
通路を進んでいくと、負傷したアレルダーを見つけました。
立ちはだかるセルハウンダーを倒してアレルダーを救出しましょう。

アレルダー!生きていたか!

ええ、だけどもっと良い時があったわ。
上級公の力は大きくなってきている。
先人たちは、今日の私たちと違って逃げられなかった。
彼の後を追いましょう。

動くな。怪我をしているだろ。
他の者が生きているなら、探さなければ。
そして可能ならライリスを片付ける。
奴は逃げた。
奴のせいでこれ以上の命を失うことは耐えられん。

本当に楽観的ね。
アルトマーは終わりを恐れてはいけないのよ、シリオン。
私なら、四人全員の命を投げ捨ててでもライリスを止める。
上級公が地表に出て行けば、タムリエルを引き裂くわ。
そうすれば私たちの責任になる。

死を恐れることと自らの命を捨てることは同じではない、アレルダー。
私が番人たちを導く限り、お前にはどちらもさせない。
もし他の者たちが生きているなら、見つけ出そう。
番人アレルダーは自由になりました。
番人シリオンと会話しましょう。

私が望んでいた以上に助けてくれたな。
アレルダーは生き残るだろう。

これからどうする?

アレルダーは、ライリスと今すぐ対決したいようだ。
だが、私たちはまだ準備不足だ。
上級公を殺すことはできない。
私たちに出来る唯一の方法は彼を捕らえることだが、どんなものよりも強固な牢獄が必要だ。

何をすればいい?

アレルダーと私で、上級公を片付ける計画を考えよう。
捕らえておけないのなら、ライリスを倒したところで意味がない。
その間に頼みたい。
この先の区域は番人ヴォラニルの管轄になっている。
もし彼が生きていれば、あなたの助けが要るだろう。

ヴォラニルを探す。
番人アレルダーと会話しましょう。

上級公の力は、恐ろしいほど増大しているわ。
彼らを止められるのか分からない。
けど、止めなければならないの。
ライリスが地表にたどり着けば、タムリエルは悲惨なことになる。
彼を捕らえたら、以前よりも強い牢獄が必要になるでしょうね…。
シリオンとアレルダーが上級公を片付ける計画を考えている間に、次の番人ヴォラニルを探しに行きましょう。
通路を進み、部屋のスイッチを押すと、デイドラが現れました。
それと同時に上級公ライリスの声が聞こえてきます。

何と愚かしい喜びだろうか?
番人はよそ者に頼って私に立ち向かう気か?
何とも志が低いな。

定命の者よ、勇気を示すにはもっと簡単な方法があるぞ。
立ち去れ。さもなくば、番人と同じ運命を辿るだろう。
さらに通路を進むと、デイドラに囲まれた番人ヴォラニルを見つけました。
デイドラを倒して彼を救出しましょう。

ヴォラニルだ!アレルダー、手当てを。

彼がまだ生きていることを願いましょう。

あいつは殺されたのか?

彼は健全な人ではないわ。けど生きている。
満足かしらシリオン?上級公を追跡したくて仕方ないの。

耐えるんだアレルダー。彼を治してくれ。
イミリルは見つかっていない。
ライリスに立ち向かうには、彼女が必要だ。
番人ヴォラニルを見つけましたが、かなり負傷しているようです。
番人アレルダーと会話しましょう。

ヴォラニルは生き残る。今のところね。
見知らぬ者よ。あなたの援助に感謝します。
もし私があなたなら、とっくの昔に逃げ出していたでしょう。
番人達と共にライリスを止めなければならない。
どんな犠牲を払ってでも。
次の計画について、番人シリオンと会話しましょう。

一人の番人しか残されていないのだ。
だから彼女が心配だ。
イミリルはライリスの牢獄に最も近い場所を守っている。
そして二人は…不思議な関係にある。
我らの中でも上級公は、イミリルに最も激しい憎しみを抱いているだろう。
一刻も早く彼女を見つけてくれ。

イミリルはどこだ?

彼女は追放者の監房の最も奥にいる。
私はライリスに対処するための呪文を思いついた。
もし成功させたいなら、イミリルが必要になる。

策はあるのか?

まだできていない。
細かい部分を調整しなければならない。
イミリルを見つけるんだ。
そうすれば、ライリスに対抗できるかもしれない。

イミリルを探す。
上級公ライリスを対処する為には、番人イミリルが不可欠なようです。
番人イミリルを探しに行きましょう。
通路を進むと、スケルトンの破壊者と、その奥に番人イミリルの姿が見えます。
スケルトンの破壊者を倒して、彼女を救出しましょう。

あそこよ、ヴォラニル!
彼女を見つけたわ!

見えたぞ。
彼女が生きていることを願おう。
日が落ちてしまう。

少し回復魔法を使えば彼女は大丈夫よ。
上級公に、どう対処すべきか考えるべきだわ。

彼を倒したとしても、どうやって閉じ込める?
一度逃げられているんだぞ。
私たちにデイドラの魔術が使えていたらこんなことは起こらなかった。
どう思う?炎には炎で立ち向かうか?

生意気なことを言うな、ヴォラニル。
そんな考えを持つだけでも、家系への侮辱だ。
王族の運命がそうさせるのか?
計画通りに行い、彼のエキスを分けるのだ。
完全体でなければ、逃げることはできないはずだ。
番人イミリルを見つけましたが負傷しています。
番人アレルダーに彼女の容態について聞いてみましょう。

申し訳ないけど、少し集中したいの。
イミリルは大丈夫よ。
だけど、彼女が回復するには回復魔法が必要なの。
話をしたいのなら、シリオンと話をしてね。
番人ヴォラニルと会話しましょう。

アレルダーと私はイミリルを手当てする。
シリオンと話してくれ。
番人シリオンと会話しましょう。

誰も命を落とさず、幸運だった。
だが、番人達が必死で臆病になっていると感じる。
ヴォラニルの発言を聞いたか?
デイドラの力を使うだと?罰当たりなことだ。
番人達があとで後悔するようなことをしでかす前に、ライリスを牢獄へ戻さなければな。

ライリスを封じ込めるのにどう協力すればいい?

ライリスが逃げ出す前に、番人に伝わる結びつけの石に奴の魂を封じ込めたのだ。
長年の間、そこが奴の牢獄だった。
もう一度奴をそこへ戻すのだ。
ただし、今度はバラバラにしてな。

どういうことだ?

響きさほどに恐ろしいものではない。
奴には肉体がない。
私が言っているのは魂のことだ。
番人は奴の力を分離させるため、奴の本質を一つではなく、四つの結びつけの石に抽出する。
そんな状態ではデイドラを召喚するどころか、意識を保つこともできないだろう。

何をすればいい?

あなたにはもっとも難しい仕事をやってもらおう。
ライリスを見つけ、可能なら倒してほしいのだ。

分かった。上級公と対決する。
番人シリオンは上級公ライリスを四つの結び付けの石に封印するようです。
ライリスを封印する前に、彼を倒してほしいとお願いされました。
ライリスの呪縛石の監獄に行き、ライリスと対決しましょう。
ライリスをおびき出す為に、呪縛石の監獄を囲むデイドラ達を倒しましょう。

シリオン、お前なのか?
あのバネキンたちをどうやって倒したのか分からないが、もっと送ってやってもいいぞ。
ああ、よそ者か。
番人達は私との対決を恐れたのだな。
いいだろう。奴らの代わりに死んでもらおう。
上級公ライリスを倒しましょう。

楽しくなってきたぞ!
上級公ライリスを倒しました。
番人達が上級公ライリスを封じるのを待ちましょう。

私を倒したと思ったのか?バカバカしい!
契約により私は死から守られている。
気付かなかったか?

番人たちよ、彼の言葉を聞くな。
分離を始めるぞ。

とてもうまくいくと思えない、シリオン!

ハッハッハ!何をしてる?
魔法を見るのは大好きだが、楽しませようとしてるのか?
私がデイドラから学んだ魔術ほどではないが、ただのアルトマーにそこまでの期待はしていない。
よく覚えておけ。私をこのままにできると思うな。
今やデイドラが私の為に戦っているのだ。
お前たちにも、デイドラがついていたら良かったのにな!
ハッハッハ!

哀れな…構うな、番人たちよ。
上級公を捕らえよ!

天の光にかけて、追放者の監房の番人たちにより、ここにライリスⅫ世の永遠の投獄を行う。

なんてことだ。お前が勝つとはな。
ライリスの自由の日々は終わったようだな。

こいつは喋れないはずだって言わなかったかしら。

あいつに考えをまとめさせてはいけない。
注意して見張らないとな。
上級公ライリスは捕らわれの身になって、追放者の監獄の支配権は番人達の元へ戻りました。
番人アレルダーと会話しましょう。

結びつけの石は耐えられないでしょう。
シリオンが何を考えているのか分からないわ。
ニルンからライリスを引き剥がす方法を見つけないと。
上級公はこの長い期間を経て、ついに自由を得たのよ。
彼は再度自由を手に入れる。
邪魔できるものはいないでしょう。
番人ヴォラニルと会話しましょう。

あいつを殺すためなら何だってするさ!
彼らは我らを監視しているのだ。
そして、デイドラが馬鹿にしているのだと話をしてきた。
彼らを対立させるとは何と光栄なことか。
デイドラを利用してやるのだ。
番人イミリルと会話しましょう。

エセリウスにかけて、辛うじてあいつを抑え込めた!
ヴォラニルは正しいかもしれない。
結びつけの石がなければ、ライリスを倒すためには過激な手段が必要になる。
例えデイドラと契約を結んだとしてもね。
番人シリオンと会話しましょう。

牢獄は完璧ではないのだ。未だな。
だが、まだ時間はある。
ライリスはどこにも逃げられない。

新しい監獄が彼を捕らえている?

それは約束しよう。
ライリスがタムリエルに現れることはもうない。
あなたのおかげだ。
地上に逃げられていたら、大変なことになっていただろう。

クエストを完了する。

お前は恩恵だ。
お前がいなければ、我ら番人は仲間を失っていただろう。
引き続き、ライリスの牢獄を強化しなければ。
だが今は、デイドラですら苦しむだろう。
四つの結びつけの石から、彼を脱走させるにはな。
関連資料
番人の手引き 第2巻 結びつけの石
訂正担当キャノンリーブの執務室より
アルトマーの文献には様々な罠の魔法が言及されている。
そういった魔法の中には、第一紀初期の「アニネーレの塔」のように、標的の周囲に物理的なフィールドを創り出すものもある。
この類の魔法は魔法の石壁や内向きの結界のようなもので、それなりの力をもって打ち砕かなければ破ることができない。
その効果の強さは魔法によって様々だが、一般的には素人を閉じ込めておくには効果的で、れんがやしっくいよりも頑丈で壊れにくい。
もちろん、壁では閉じ込めておけない魔法か何かの生物を閉じ込める方法を、魔術師が模索することもある。
ガス体のワイルドハントやネザーリッチ、種々の亡霊や幽霊はみな、物理的な障壁をすり抜けられる。
こういったものは、完全に通さない壁を作り出し、同時に閉じ込めておくもののマジカを吸収もしくは取り除くような魔法を使って捕獲しなければならない。
このような魔法は効果が失われないように常に詠唱し直さなければならず、魔法の使い手がマジカを多く消費するのが常である。
結びつけの石は、まだだったとしてもすぐに番人の長が教えてくれるだろうが、こういった呪文を組み合わせたものとして役に立つ。
形があって小さく、それゆえに持ち運ぶことができるが、自分よりも強力であってもマジカを使うすべての生物を捕らえておくことができる。
捕らえた者を逃すことが、自分個人にもオーリドンやタムリエル全体にとっても、どのような意味を持つか理解していることと思う。
結びつけの石の状態は捕らえた者の状態よりも重要だ。
まさに番人の命そのものが、この石を適切に保ち続けられるかどうかにかかっているのである。
捕らえた者について。
その者に話しかけてはならない。
そうすることで特段の危険があるわけではないが、そうした交流はどんなものであれ実りのないものだ。
自分自身を監視せよ、互いを監視せよ、自らの義務を果たせ。
さすればその名は、かの者の脅威からオーリドンを守ることに注力した者として永遠に残るであろう。
星霜の月5日
この耳に主の言葉が響いて聞こえない時があった。
その時はわからなかったが、それは暗い時代だった。
そんな時代に戻るということは、暗闇の人生に戻るようだろう。
今日、私に見て感じられるものがある。
それはものすごく美しいもので、我が王国の他の誰もが知らぬものだ。
少しの時間と小さな目的で、タムリエルの全民をひざまずかせる偉業を果たすことができる。
それであの愚かな貴族たちは、彼らの上級公である私がこの権力と全世界のすべての者を守る可能性を提示した時に、一体何をした?
あの愚か者めは、我が魔法を封印し、私を追放者の監房に閉じ込めたのだ。
薄明の月12日
5、6人の衛兵が剣を私に突きつけてここへ降ろした時、彼らの目的を私は言い当てた。
その衛兵らは、我が全人生において私を守ってきた護衛のメンバーで、私が余生を土の下で過ごすのを見ることになるはずだった。
我が青年期において最も親切だった世話人であるヴォルレインが、追放者の監房へと続くひと続きの長い階段を下りながら、私の肩に手をかけた。
私は取り乱してかすかに震え、彼は私が恐れていると思ったのだ。
それは誤解だった。それは恐怖ではなく、私を襲った怒りだった。
最後の階段を降りた時、背後に彼らの剣がまだかかった状態で、私は回転しその怒りを解き放った。
破壊の呪文を叫ぶ私の声でその悲鳴をかき消されたヴォルレインは、炎の雲に包まれてほぼ即座に死んだ。
次の衛兵がヴォルレインの燃える死体を飛び越えたので、私は稲光一閃で彼の剣をそらせてその喉へと向け、そして武器は手際よく滑り込んで3人目の衛兵の胸へと突き刺さった。
血がどれほど温かいかに私は茫然とした。
私の手は突如それに覆われ、その心地よい液体に私は驚いたのだった。
それはまるで、世界で最も上級なビロードの手袋をはめているようで、私はそれをとても楽しんだ。
捕われの身になって初めて私は笑った。吠えた。
結局、第一隊を探すために彼らは新たな衛兵の分遣隊を派遣した。
私はそれまで残る決意をしていた。少なくとも、あともう少しの間は。
仲間の死体を見つけた時の彼らの顔を見たかったのだ。
蒔種の月9日
私を捕えることを企てた貴族たちが、私を殺害させることを拒んでいる。
なぜあいつらには任務を遂行する勇気がないのだ?
家族と、家によって与えられた聖職から私を奪ったのに、このつまらない暮らしから私を解放することを拒否するだなんて。
私は奴らに頼んだ。
ああ、どれだけ私が奴らに頼んだか。
死を要求し、脅し、請うたか。
奴らは私のために何もしないだろう。
そして苦しみの中で、私は本当に思われる唯一の人間になるのだ。
今は主の声が絶え間なく聞こえ、彼が言うことのすべてを理解はできないが、彼が心底私のためを思っていることはわかっている。
それで彼の助言はって?
私にもっと良くなって欲しいそうだ。より優れた上級公に。
私は彼に教わり、彼を通して学んできた呪文で主への道が開かれるだろう。
我が民が彼に会えるように、そして民がより良くなるように。
降霜の月22日
数十年が過ぎ、衛兵が新しい衛兵にとって代わり、そしてまもなく全衛兵が、私をここに拘束し続けるために魔法の訓練を受けた「番人」の新しい命令にとって代わられるだろう。私が何度も懇願した死はようやく訪れたが、貴族たちは知らねばなるまい。私は取引により、死によっていかなる影響も受けない。
しかし、私は何年も前のように、生きることに望みを失ってはいない。我が定命の体が消え去ると同時に、それを新たな姿で置き換えるべく、オブリビオンが浸透する。永遠の姿で。
アルトマーは劣等種族に比べ、長生きすると言われている。私はもうすぐ自分だけの種族になり、アルトマーより長く生きながらえるだろう。
主は私に、彼が作る新たなエルフの筆頭として完全になり、彼のいる場所で恩恵を受けられるよう、今からずっと後にこの牢獄から私を解放してくれると言っている。それは番人にとって、タムリエルの全ての民にとって罪を償う日となるであろう。
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