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書籍

カエシリウスの日記

日耀

空に奇妙な動きがあった。
一瞬ガーディアン達の出現を見たと思った。
戦士、魔術師、盗賊達。
そして彼らは一瞬現れて消えた。
来るべきものの前兆のように腹の底が不快に感じる。

星水晶占いの書物を調べた。
天から落ちる星、破滅の前兆についての極めて不明瞭な予言。
この具体的な前兆を証明するものは何もない。

より安全な沿岸へ導いてくれる海図や天体観測儀なしに見知らぬ海にいるようなものだ。我々自身のガーディアン達は消えて、見捨てられた。

ああ悲しいかな、辛い時代の子供達。
子供達が転べば誰が捉まえるのか?
誰もが皆孤児だから、
幼少に母が死に、
戦争で父が死に、
まるで通りの乞食のように、
食べ物を乞い鞭を受ける。

火耀

真の破滅だ。
砂の巨人の軍隊が丘に現れてムンダス・ストーンを攻撃している。

セレスティアルと自称する者達がクラグローン全土で攻撃を行った。
ダガーフォールがまだ持ちこたえているのは奇跡だ。
エリンヒルの街からはもうずっと知らせが来ない。

より良い未来を望むな。
時は自分を飲み込んでいる。
ああ、陣痛に苦しむ女性、
ああ、命を授かろうとしている、
子供達を岩へ投げつけて、
幼児達に毒を盛る。
星が落ちた時、誰が生き残るだろうか?

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