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書籍

セレンウェの日記

シラベインの指輪にかけて、私は一体何をしてしまったの?

私の最愛の妹。日曜の午後、お花畑で私を追いかけていたおさげ髪の小さな妖精。マキバドリの歌声を持った心優しい少女が、死霊術師に魅了されるなんて。とても信じられない。私たちが何をしたというの? 何かの霊魂を冒涜でもしたの? あの時私がいたら。留まっていれば。全部私のせいだわ。

何もしないわけにはいかなかった。死霊術の実践は許されざる罪。私はあの子に悔い改め、ディレニ一族の慈悲を乞うようにと懇願した。でもあの子は心を変えなかった。あの子は物憂げな生気を欠いた目で、私を見つめて言った。「彼らに私は殺せない。私は復活する、何度でも、永遠に」。あの優しさと穏やかな純粋さは消えてしまった。あの瞬間、私にはもうほとんどあの子と分からなかった。

だから私は儀式を行った。あの子を石棺に閉じ込め、緊縛の言葉を叫び、聖なる炎を燃やした。それから私は墓のそばで泣きながら、あの子の怒りと嘆きの声を聞き、最後にあの子は静かになった。

ただラウリエルの霊魂がここアクロポリスで安らかに眠れることを願う。あの子はここを去れない。決して去れない。アーリエルよ、私をお許しください。私自身は決して許すことができないでしょう。決して。

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