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書籍

マテーレ男爵からの手紙

息子よ、

ウィンドヘルムの密偵からの報告によると、ジョルン王が交易隊をオルシニウムに遣わしたそうだ。
オークの街には奴らが先に着くだろう。
パクトの下種どもに上級王エメリックが喉から手が出るほど欲している交易権を奪われるのを見過ごすのは悔しいが、ロスガーの緑の獣の相手をするくらいならノルドの方がマシだ。
我々のような真のブレトン貴族はエメリックの真意がどこにあるのか、カバナントや他の計画にはどういう意図があるのか考えざるを得ない。

お前の妻は愛らしい女性だ。間違いなくな。
だが彼女の政治観は野蛮人どもの利益を真のブレトンに優先している。
彼女に正しい道を選ばせてやりなさい。
真のブレトンなら、ロスガーはブレトンが治めるものだと心得ている。
オークに褒美としてくれてやるものではない。

お前が心配しているのは分かっている。
しかし、自分の意見は胸にしまい、父の言葉に従え。
すべてうまくいく。

父、マテーレ男爵

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