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書籍

ファナカスでの礼拝

未知への冒険は何でもそうだが、恐怖はある。だが皆は私について来てくれると確信している。どんなに不安であろうと、自信に満ちた表情をしていればいい。そうすればついて来る。いつもそうだ。

他のどのアイレイド遺跡よりも、ファナカスには興奮を覚える。遺跡全体の地面や建造物から膨大で邪悪なものが滲み出し、空気中に飽和している。大きな血と魂の生贄がかつてここで捧げられたに違いない。そのオーラを今でも感じる。

もしもその頃、アイレイドの全盛期にここにいられたなら、私は全てを投げ出してもいい! その生贄の姿、音、臭いを存分に楽しむだろう。その黄金の日々を追い求める気持ちがあったからこそ、その偉大さに必死にしがみつき、長い勉強の日々に耐えてここまで来ることができた。

今宵、マッサーとセクンダが並ぶ時、最後の儀式を執り行う。

今宵、栄えある古代アイレイドへの道を切り開き、彼らをより崇拝するため、変身すべく助力を懇願する。

今宵、我らは不死の者と一体となる。

今宵、マブレル・ピエレルの名が、ついにタムリエル中に恐怖と畏怖を巻き起こすだろう!

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