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書籍

魔法が出会う場所

妖術師アルダーレ著

召喚に熟達することは、あらゆる領域を自在に操る手段を得るということだ。

――炎の魔法が必要? 炎の精霊を召喚せよ。炎の化身の形を借りて、そういった魔法を1ダース使いこなすことができる。

――夜の闇に捕らわれ、光の魔法があればよかったのにと後悔している? ウィル・オ・ウィスプを召喚せよ。その天然の発光が闇を打ち消してくれる。

――進路をふさぐ大岩をどかす念力の魔法がない? 嵐の精霊を召喚して岩を持ち上げてもらうがよい。

――突然降ってきた雹から身を守るのに必要な結界を忘れた? 氷結の精霊を召喚して空気を頭上で結晶化させ、一時的な避難所を作るがよい。

――探索の魔法では逃げた標的を荒野で他の生物と識別できない? 狼の仲間を召喚して匂いをかぎ当てさせよ。

召喚魔法の柔軟性は私に情熱を与えてきた。私は特定のよく使われる魔法を、代用となる召喚魔法に置き換える総合的な手引きを編集した(詳細は第2巻7ページ参照)。

召喚魔法によってデイドラの力を手にすることもできる(あえてその力を振るおうとする者にとって)。召喚に熟達した魔術師は、スキャンプからドレモラ・ロードに至るまで、あらゆるデイドラを召喚できる。私の本はこうした魔法の初の入門書ではないが、第3巻にはオブリビオンの住人を招き寄せる手引きを説明している。「召喚の起源」もこの話題についての有用な読み物である。*

私はここで召喚について高度に、ほとんど贅沢なぐらいに書いている。この全集の残り(第2巻から22巻まで)を読んでいただければ、私の言葉に重みがあることがわかっていただけるだろう。

*著者注:言うまでもないことだが、オブリビオンに接触する際には最大限の慎重さが必要である。軽率な魔術師であれば、命を失うか、さらに悪いことにはデイドラにつけ込まれる可能性もある。

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