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書籍

尖塔が落ちる時

雷鳴が剥げ落ち、空が大きく裂けた
仲間を引き連れ、獣がやってきた
聖堂の立つ穴に突進したが
我らは決して屈しなかった

嵐が頭上を渦巻き続ける
獣が外を徘徊する
だが哀れなる者の尖塔に残る
我が希望は生きながらえる

轟音と悲鳴が叩きつけられた
塵の雲が肺に満ちた
叫んでもどこへも行けぬ
頭を垂れ、言葉を控えよ

嵐が頭上を渦巻き続ける
獣が外を徘徊する
だが哀れなる者の尖塔に残る
我が希望は生きながらえる

教えよう、哀れなる聞き手よ
この街は闘争から守るかもしれぬ
けれどいつまでかは誰も知らぬ
生命の縁に立っている

嵐が頭上を渦巻き続ける
獣が外を徘徊する
だが哀れなる者の尖塔に残る
我が希望は生きながらえる

もはや尖塔の鐘は鳴らず
いかなる書にも答えはない
追放者は皆、デイゴンの眼を逃れ
故郷への道を見出すよう祈っている

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