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書籍

ヴェリクのメモ

マルティンへ

お前の船なら密偵達を輸送するのに十分だ。あとは積荷を運ぶだけでいい。夜が来たら木箱の中から出て、レヴェクの地図を参考にしながらカシミール王に近づく。

カシミールが死んで混乱が起きればアンゴフも喜ぶだろう! 王を失った王国の将校など、ブラッドソーンの敵ではない。南を制覇するのは難しくないだろう、そうなればグレナンブラは私達のものだ。ブラッドソーンの大義に対するお前の忠誠心は必ず報われるはずだ。

木箱には誰も近づけるな。中にいる密偵は夜を迎えるまで中に潜んでいなければならない。彼らが見つかったら、私自らが事を成し遂げ、お前のところに戻る。私達を失望させるなよ。

ヴェリク

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