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書籍

ケナーシズルーストの条約

独立した島ケナーシズルーストの市民及び指導者は、マオマーの執行部隊が迅速に破壊行為を行える手腕を認め、平和的かつ財政上有利な協定の成就を望む。

両者は相互に有益な条約の作成が望ましく必要なことを認識し、外部の軍事的、政治的主体の干渉はマオマーの利益とミストラルの取引の収益に著しく有害なものであることを認めるものとする。

高名かつ賢明なオルグヌム王、マオマー自由人の声、12ダースと1の強き艦隊の指揮官、誠実で勇敢な代表者、マオマー(およびケナーシズルーストの小民族)の主権者たるオルグヌムの庇護のもと、両者はこれ以降この条約の条項を順守するものとする。

第1条
マオマー大使とその随行員が滞在できるように、大使館はミストラル港湾都市のわかりやすい場所に設置されるものとする 。建設費はケナーシズルーストが負担するものとし、15人以上の使用人、寛大で賢いマオマーの人々を織りだした上質のタペストリー、個人向けにあつらえられたコットンの寝具、地元および輸入ものの酒類を供出するものとする。

第2条
ミストラル港湾都市での交易を希望するすべての個人および組織は、今後は登録したうえで公の通行証を得なければならない。登録料は大使が船ごとの基準により決定する。登録料を拒否する場合は闇業者とし、マオマーの法により私有財産の没収および投獄の対象となる。マオマーは港および近海の船舶を調査する権利と、すべての禁制品を没収する権利を持つ。

第3条
マオマー執行部隊はミストラル港湾都市および周辺の商人に理由なく武力行為を働いてはならない。同じく、承認ずみの交易に干渉をしてはならない。現在投獄されている両国の囚人は、この条約の締結後ただちに解放されるものとする。前述の執行部隊は自己防衛および敵の不審な行動など相当の理由がある場合に限り機能するものとする。マオマーの不干渉への感謝として、登録料と消費税の15パーセントを毎月15日に大使館に納めるものとする。

第4条
調印を記念して本日を共通の祝日とする。この祝日はミストラルの人民が経費を負担することで、両国の平和および条約の支持を示すものとする。祝日は 「サーペントの栄光」と名づけ、この日はマオマーの要人と一部のエルフと人、その他選ばれた者をケナーシズルースト島に招待し、祝宴、音楽、饗宴をもって各種族の共通の成功と調和を祝うものとする。

第4条、付則1
サーペントの栄光の間、ミストラル港湾都市の住民は一般的な祭への参加が許されるが、饗宴の参加はマオマーの招待客であるケナーシズルースト市長と、市長が選択の上大使が承認した3人のゲストに限定するものとする。食事はマオマーのシェフが準備し、音楽はマオマーの吟遊詩人が演奏するものとするが、いかなる場合においても「甘く煮たイカ」のような食事を提供しないこと。

第5条
大使とケナーシズルーストの人民は、持続的かつ有益な平和のために10年を基準に、条件を見直し、相互の義務を再確認するものとする。

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