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書籍

今夜は特別な夜

今夜は特別な夜だった。想像していたよりもずっと素敵な夜になった。あれは必然だったと思う。運命。

ハンサムで青い顔をした、見知らぬ人。私たちは出会い、触れ合った。彼の手は冷たかった。死ぬほど冷たかった。思わず手を引きそうになった。でも、ちょっとだけだった。そして私は近づき、彼のくぼんだ頬、青い顔色、氷のような唇に見とれた。

寒さのせいで体が震えるのだろうか、それとも彼のせいで私に起きた高まりのせい?

分かっていることは、ずっと認めたくないと思っていたことが確実になったこと。私は彼のもの。

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