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書籍

評論家へ

拝啓

親切な紳士があなたの「上級公ライリスXII世の宮廷訪問」というパンフレットを届けてくれた。この素晴らしい書物は、風格のある語彙を披露しながら、君主の宮廷の様々な短所を説明してくれた。

私の道化師のような出し物について、特に「ひどく不快」そして「好色で愚か」と表現して親切に褒めてくれた箇所が、とりわけ気に入った。その正直さと率直さは称賛しよう。偉大なる芸術家らしく、前向きな批評は歓迎する。

ぜひ私の宿に招待させてくれ。到着時には、階段から何度も落としてやろう。目標はあなたの首を折り、大きく空虚なその目から命の最後の光が消えるのを見ることだ。

敬具

ファラレル

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