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書籍

コランドールへ

最愛のあなたへ

またしても、あの生き物に勝ることをするとは。普段なら内臓摘出に胸が高鳴ることはないが、そのナイフとノコギリの腕前には胸が震えた。冷たい夜の空気に響く彼女の甲高い悲鳴は、夏のそよ風の中でハトが歌っているかのようだった。

黒焦げになった肉体から漂う芳香は、まるで天国の匂いそのものだった。そちらの仕事が終わったら、あなたの部屋まで会いにいこう。もし良ければ、今夜はあのナイフを使うのもいい。

愛を込めて

ファラレル

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