ここに集え、誇り高き戦士たちよ。
口を閉ざし、力強く立て。
眠るものに頭を垂れよ、
彼らはチャルマン砦の大地の下に。
戦いの炎が大地を焦がし、
無慈悲な手がすべてを破壊した。
玉座を狙うドミニオンの兵士たちの中で、
チャルマンは臆することなく、ただそこにあった。
蹄の音が草原にとどろき、
死がすべての者に近づいた。素早く、揺るぎなく。
守護者たちはチャルマンの防壁に立った。
勇敢なる戦士たち、それはカバナントの英雄たち。
前方からドミニオンの軍団が押し寄せた。
アルケインの魔法と輝く剣を携えて。
攻城兵器のうなりが、壁を揺るがし、
破城槌が砦の門に打ち付けられた。
侵略者の集中砲火に外門が破られた。
エルフとカジートが中庭に突撃した。
その攻撃で内門もまた奪われた。
襲撃者は、死体とがれきを跳び越えた。
守護者たちは己の力を知らしめた。
魔法の閃光が広がり、死が与えられた。
怒りが侵略者たちの頭上に降り注いだ。
カジートとエルフ、すべての命を奪うまで。
休息の時はない、回復の時はない。
門と城壁の裂け目をふさがなければ。
すべてが修復され、元に戻った。
その時新たに、激しい攻撃が始まった。
またも、すさまじい戦闘が繰り広げられた。
戦う者たちに死が与えられた。
砦の中に混乱が広がり、
砦を埋め尽くし、死体が山となった。
ドミニオンの軍団はまたも敗北し、
ふたたび流血の波は引いた。
オーク、レッドガード、ブレトンたちは生き残った。
チャルマン砦の誇り高き生存者たち。
ドミニオンの戦士はもう一度攻撃を開始した。
これまでよりはるかに多い軍勢で。
疲弊した守護者たちをなぎ払い、
最奥の広間にたどり着いた。
英雄たちは壁際に追い詰められた。
ドミニオンの勝利の声が高らかに響いた。
そのとき混乱とともに、突然パクトがなだれ込み、
戦いに疲れた敵軍を見渡した。
カバナントとパクトに挟まれて、
エルフとカジートは勇敢に戦って死んだ。
残ったのはパクトとカバナント、
そして、守護者がふたたびその場を一掃した。
一息の間、短い休息。
今やカバナントが優勢となった。
ドミニオンが最後の攻撃を開始した。
数えきれない兵士の波が押し寄せた。
勝利を固く決意する者。引くことを断固拒否する者。
ドミニオン軍は引くことができなかった。
守護者は最後の1人まで戦う覚悟だった。
剣の一振りごと、呪文の一唱ごとに敵を倒した。
一人ずつ、勇ましい戦士が倒れていった。
ブレトン、レッドガード、オークが立派に戦い死んでいった。
チャルマン砦に捧げられた彼らの命、
彼らは永遠の名誉の中、眠りについている。
ドミニオンの旗が広間に掲げられた。
それからドミニオンの皇帝がすべてを支配した。
チャルマンに平和が訪れ、砦は修復された。
戦士たちは各地へ散り散りに。
皇帝は去り、その治世は、はるか昔。
今では何が残っている? 何が続いている?
チャルマン砦に立ち、死んでいった者が、
最後に示した勇気だけ。
コメント