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書籍

連続した真実 第6巻

「巻かれ続けるメインスプリング」の第四トゥールビヨン、デルドライズ・モーヴァインの説話からの抜粋

私は言葉で歯車を巻く。

クロックワーク・シティよ、見るのだ! 正玉座を!あまねく車軸を!喜びに満ちた破壊の、真鍮の喉を持つ使者を! 継ぎ目なく組まれた油膜の塔を! 喜べ! 喜ぶのだ!

聞け、トリビュナルの子よ! お前には歯車の素早く回る音が聞こえないのか? ピストンのシューという音が聞こえないのか? それはソーサ・シルの声であり、お前を後のニルンへ呼ぶ声なのだ。最後のタムリエルへと。アヌヴァナシ。その世俗的な計算を打ち破れ。利己的な追求の鎖を緩めよ。それを説明してくれようか? その目をニルンの未来に導いてくれようか? 暗き子よ、言葉は順番に聞くのだ。目を閉じ、目覚めるのだ!

見上げて、セトの輝く帯により締められ、結び付けられた、澄んだ空を見よ。下を見て、彼の意志である黒き石、彼の想像より創られた土を見よ。彼の血のように濃い真実を、広き黒の川で飲め。彼の息吹を肌に感じろ。その夢のような芳香で鼻孔を満たし、目を刺激しろ。お前は車輪の中心に立っている。「永遠に巻かれるメインスプリング」の発祥地に。

磨かれた真鍮と、神の金線細工に飾られる黒曜石の塔が、常に空へ伸びている。絡み合う血管のように伸びる無数のパイプ、あるいは、不老の樹木の黄金の根を通して、巨大なタービンが記憶を送っている。そして活発な、シューと音を立てる楽園を歩き回るのは、彼の第二の子供たちである。ファブリシレイノシム。結合した者達。不連続の生まれであり、後のニルンに運命づけられている。彼らは声を合わせて叫ぶのだ。「多数に死を! 悲哀と恐怖! 未知なる角度の蒸気缶に破片を入れろ! 忘却数の溶鉱炉で、偽りを燃やせ! 分解して浄化しろ! 解体して全になれ!」彼らはガーディアンである。永遠に巻かれる鍵の主なのだ。名のない心だけが、彼らの憤怒を退ける。その不和の憎しみには際限がない。最後のタムリエルへの道は血に染まる道ではないのだ、トリビュナルの子よ。アヌヴァナシ。神を敬う心をもって、これを考えよ。汚れのない、滑らかな魂を求めるのだ。それが彼の来たる真実の中で、お前の役に立つだろう。

これでお前は、クロックワーク・シティがソーサ・シル自身のようなものであると分かったはずだ。信仰への美に富み、混沌のしもべへの途方もない恐怖に燃えている。お前はどのクロックワーク・シティに住むのか? 少し冒涜を犯し、これについて考えるのだ。

私は言葉で歯車を巻く。

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