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書籍

飲み込まれた街

〈告げ示す者〉ベレダルモによる部分訳

今日は青い火の日として記憶されるだろう。死の日だ。それは突然やってきたが、実は前からずっと近づいてきていた。

我々は無謀だった。他の街が飲み込まれたと聞いていたのに、自分たちは大丈夫だろうと思っていたのだ。ムーンヘンジの生け贄はもう無用だと思っていた。デイドラ公なしでも存続できると思っていたのだ。

自分たちに都合の良い神話を信じ、神話の真実を取り違えた。

だが我々が忘れたことを、デイドラ公は覚えていた。炎は突然やってきて、我々は灰で窒息した。

我が街はコールドハーバーに飲みこまれた。もはや街はない。

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