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書籍

ペリナルの歌 第10巻

水の思考者による記憶の覚え書き

(編集者によるメモ: 9巻~12巻は帝国蔵書庫にある、学者たちにシロドの推移補遺と呼ばれる無題の文書から取られている。古文書の断片から成っていて、レマンの原稿をまとめた学者によって収集されたようだ。断章の原典は学会の論争の議論の対象だが、いまだ由来や日付について合意は得られていない)

「見てごらん」とベルハルザが言った。「パラヴァニクが光って(消えて)いるところをよく見るんだ。夜明けの星のように消えていく。それから… ペリン・エル、彼のことを知ってるのが全員虫の餌だって覚えてる?」。それから水の思考者たちは囁き声で話した。ホワイトストレークの承認(のできごと)はヘカトゥーム橋(のちのヘルドンズ)の赤い週だった。なぜなら前後に赤い川が流れる時、それはフルクラムだ。当時の民はそれを年央の騒乱と呼んでいたが、月に従えばそれは南中の月のことで、コンヴァレント除草剤が(第六の?)謎で難問に言及していた。「なぜエルフは年央を夏中に引き伸ばし、ネードの仕事を40+17日間中断も休息もなしにやったのか。ペリナルは肩をすくめて声を上げた。もし暦がエルフのものなら、俺はそれをバラバラにしてやると。その飢えにより月が割れたのだろうか… それとも(日々が?)ただ先の岸に流されたのだろうか?」

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