第二紀87年、銀の薔薇騎士団はボーダーウォッチの侵略を試みたズィヴィライ・クランに対する危険な作戦を展開した。騎士団がどのようにしてズィヴィライの計画を把握し、介入したかについて多くのことは知られていないが、その手際は素早く効果的だった。騎士団員コラティヌス・アンティアスによって書かれた報告は、騎士団の戦略を記述している。 「我々は夜中にこっそりと進軍した。気づかれぬようゆっくりと丘を越え、草原を歩いた。これは騎士団の熟練の指揮官にとっても珍しい作戦だった。我々の陣形はよく整っており、隙はほぼなかった。ようやく戦いが始まると、我々の攻撃は戦いに慣れたデイドラたちに衝撃を与え、その驚きが我々に優位をもたらした。我々は勇猛に戦った。訓練には何ヶ月も費やしたが、戦いは一夜よりも少し長い程度の時間で終わった。ズィヴィライは個として戦い、自らの戦闘技術で自分のための栄光を勝ち取ることに慣れていた。最終的にはそれが彼らの敗因となった。彼らの陣形の欠如は、訓練を経た我々の戦術には対抗できなかったからだ。我々はその次の日、互いを称え合い、戦いを生き延びさせてくれた薔薇の母に感謝を捧げて過ごした。彼女の名において、我々は勝利した。我らの地は腐敗から救われた。そして彼女の名において、我々は行動する。 我らの攻撃を導き力を授けてくれた、アズラに祝福あれ」
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