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書籍

欺きの予兆

何重ものクアグマイアの領域に覆われた奥には、とある霊魂が住んでいて、ニルンの定命の者を破滅させ、彼らの低俗な領域中に嘘と欺きを広めることを長い間切望してきた。

ヴァルミーナのペット達の中でも、この霊魂は特に影を潜め、秘密主義を貫いている。彼は数多くの名前で知られているが、そのどれも真の名前ではなく、そのため何世紀にもわたって彼の召喚は不可能であった。

しかしヴァルミーナが昨夜、闇の夢を見て寝ている私の耳に彼の秘密の名前を囁いた。タムリエルに彼の悪い影響をもたらし、タムリエル中の人々を疑わせて裏切らせるようにと命じた。

欺きの予兆を召喚するには、まず始めに4つのかがり火を灯し、捧げ物とする者を殺し、そして最後にそのデイドラの真の名前を言わなくてはならない。

捧げ物の血は流れたばかりの新鮮な血でなくてはならないが、捧げ物が完全に死んでいるよう十分に注意する。もし捧げ物に少しでも命が残っていると、デイドラは弱々しく、無防備な状態で召喚されるだろう。そしてその身に何か起ころうものなら、ヴァルミーナはいい顔をしないはずだ。

そのデイドラの真の名前はイカルだ。それを言えば彼は現れる。ただし、彼の器をしっかり準備しておくことだ。

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