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書籍

モロケイの危険

ドラゴンプリーストはノルド史の暗黒時代、誇り高き民が強大なドラゴンの前に委縮し、ひざまずいた時代を体現している。彼らはドラゴンの栄光のおこぼれにあずかるため、同胞を破滅させて苦境に追いやった。

スカイリム中がそれを知り、ドラゴンプリーストの多くが古代の戦争の末に埋葬されたが、彼らが安らかに眠ることはなかった。多くが死んだままではいなかったのだ。その中にモロケイがいた。

モロケイは生前、ラビリンシアンと呼ばれる遺跡に住んでいた。さらにその昔はブロムジュナールと呼ばれた場所で、ドラゴンプリーストの力の中心だった。モロケイが倒されると、彼がドラゴンから与えられた力の全てが明らかになった。彼はドラゴンの声に救われ、殺すことができなかったのだ。

私とカイネの司祭は4つの聖なる炎を使って、この眠らないプリーストを墓に閉じ込めた。炎を絶やさぬことにより、我々は防護の魔法で墓を封じた。これは我々の秘密で、神聖な目的だった。もしモロカイの力を求める愚か者がこの場所に侵入して封印を破った場合、スカイリムに対するドラゴンプリーストの復讐は、素早く恐ろしいものになるだろう。

だが私も年老いて、心臓や骨から活力が失われていった。いつか近いうち、孫娘のイルシルドにこの使命を引き継いで欲しいと頼まなければならない。彼女はカイネに忠実で、この秘密の責務の切迫した重要性を理解するだろう。

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