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書籍

奇妙で取りとめのないメモ

だめだめだめ! これじゃだめだ。やり直さなきゃ。いずれは見つかるはずだ。分かっている。

銀の量が多過ぎるようだ。何かもう少し光らないものが必要だ。輝きが強過ぎて焦点を絞れない。

ああ、そうか、我ながら冴えてる! 別に今まで知らなかったわけではないが。

いいぞいいぞ! 彼らを感じ取れる。あの生物の賢い考えを。獲物をつけ狙う彼らを、つがいになる相手をめぐって争う彼らを。いずれ彼らを真に理解して、彼らの主になってやる!

困った。本当に困ったことになった。すべて順調だったのに。パックをつくり、そのリーダーとなって尊敬されていたのに、肉を切らしてしまった。彼らは今でも同様に敬ってくれているが、目の中に飢えがちらついている。

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