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書籍

ヒューズ卿の日記

蒔種の月9日
悪夢が始まって3週目。アルカイア城が燃えて、同族の1人が指揮して起きた暴動が見える。見覚えのある顔だが、よくは見えない。何とかしないと、本当に起きてしまうと分かってる。
しかし、私は今預言者になったのか? どうかしてる。

蒔種の月23日
夢で見た顔が、アルカイア城を滅ぼさせる者が誰だか分かった。公爵の新しい妻、ラカナだ。彼女にはいずれ裏切られる。今ならそれが分かる。

蒔種の月24日
この悪夢が現実になるのを防がなくては。ファルハット卿には公爵夫人への対処を頼んだが、彼女でさえ疑っているようだ。この夢が彼女にも見えたらいいのだが!

蒔種の月29日
ファルハットがしくじって、哀れな毒味係を殺してしまった。彼女は信頼できない。無実の人がたくさん死んでしまうかも知れない。死ぬべきなのはラカナだけだ。

恵雨の月2日
ファハラジャード王が城門に軍隊を送ってきた。夢が現実になっている。何とかしてこれを止める方法を見つけなくては!

恵雨の月10日
これですべて明らかになった。あの預言は自分だけに向けられた合図なのだ。一人でやらなければ。神々よお許しを。でも、これはアルカイア全土のためだ…

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