書籍

ブラック・マーシュの鱗の騎乗動物

リルモスの馬屋の親方、ウカスパ著

肌の乾いた者の多くが、血もつながっていないにもかかわらず、毛の生えた騎乗動物に感情的な執着を抱いていることに私は気づいた(我らの隣人カジートは例外かもしれない。彼らは全ての猫が親戚だと言う。それは本当かもしれないが、カジートの髭とピクピクする耳から、表情を読み取れる者などいるだろうか?誰も彼らを信用しないのも当然だ)。
とにかく、肌の乾いた者が自らの愛する毛の生えた騎乗動物に乗ってブラック・マーシュまでやって来ると、馬は突発の流砂に飲み込まれ、ニクバエから泥肌病をうつされ、斑点模様の毒キノコを食べてバタン!と死ぬ。
そして肌の乾いた者は目から水を流すのだ。

確かに、悲しきビーク・オジェルにとって酷い状況だ。
簡単に避けられる状況であればなおさらだ!
なにせ、マーシュの親方はほぼ全員が、鱗のある上等な騎乗用トカゲを売っているのだから。
トカゲには様々な形があり、どれも肌の乾いた者にとってはお馴染みのものだが、沼の奥地の条件に適応しているのだ!
我々のトカゲは非常に便利で、鱗たっぷりで魅力的だ。
1頭欲しがらない者がいるだろうか?
あるいは何頭でも?

一度ならず、私は好奇心旺盛なビーク・オジェルに尋ねられたものだ。
「ウカスパ、なぜお前のところの乗用トカゲはタムリエルの他の地域の騎乗動物のような姿をしている?
なぜ馬トカゲやラクダトカゲ、センチトカゲがいる?
なぜお前のところのとっても美しい騎乗動物は、トカゲの姿をしているんだ?」。
いい質問だ。
私ウカスパはこれに答えたいと思うが、大きな謎になっている部分は別だ。

我々サクスリールはヒストの子であるゆえに、肌の乾いた者たちと違うことは知っているだろう。
だが、それはどういう意味なのかと思うだろう。
ヒストは木であって、我々は明らかに苗ではない。
それは、ヒストが木以上の存在であり、根を持つ知恵だからなのだ!
ヒストは高く、広く成長し、とても賢いが、成長する場所に留まっていなければならない。
それが不便な時もある。
だがヒストは人間とエルフが足で歩き、器用な手を持っているのを見て、「おお、これはいい!」と賢くも考えたのだ。
そして急いで根を伸ばし、今ではマーシュのどこでも我々が「役に立つ」と呼ぶ種類のトカゲがいるわけだ。
そしてある出来事が起こった。
我々が「役に立つ」と呼ぶ種類のトカゲをヒストが手に取り、それからあなたがアルゴニアンと呼ぶ民を作ったのだ。

川がどこに流れているか見えてきただろう?
ヒストは歩く足と器用な手のある子供としてアルゴニアンを扱っているのだ。
そしてアルゴニアンは最も優れた民だ。
なぜなら人間とエルフの持つ欠点がないからだ。
だが、彼らは時々長い距離を長い間旅しようとする。
人の形をした者がどうやって旅する?
騎乗動物に乗ってだ!
だから役に立つトカゲは役立つ姿の乗用トカゲになり、アルゴニアンは尻尾を鞍に載せて誇り高く乗れるのだ!

だが分かっているぞ、ビーク・オジェルよ。
さらなることを知りたいのだろう。
知識が鱗を潤わせるとでも言うように(ちなみにそんなことはない)。
役に立つトカゲがたまたまヒストの子供であり、乗用トカゲでもあると知っただけでは足りず、あらゆる細かい点、特にあのトカゲは肌の乾いた者が「セクシー」と呼ぶようなものなのかを知りたいのだ。
しかし、それについてウカスパは手助けできない。
なぜならそうしたことは全て大きな謎だ。
ああ、もちろんヒストのアルゴニアンにとってはそうではない。
全ての手がかりを知っている我々にとって、それが大きな謎であるはずはないのだ。
だが君には全く手がかりがない。
君は我々の卵の兄弟ではないからだ。
とにかく、私が乗用トカゲについて教えられることは以上なので、もう行っていい。
喜びに打ち震え、潤いを保ち、愚か者のように沼の奥地にふらふらと迷い込まないように。
いいな?

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