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書籍

リサの日記

私の名前はリサ・ウバリール。落ち着きのない無鉄砲な性格のおかげでこの場所へ来てしまった。自分の力を証明して世界を見てみるために、冒険を待ち望んでいた。哀れな母は、私がちゃんとした仕事を見つけ、安全でいて、いつか孫を抱ける日が来るのを待ち望んでいた。私は聞く耳を持たなかった。できなかったのだ。

この命も長くはない。蛇の毒の冷たさが血管の中を滑って進んでいくのを感じる。薬はもうない。ゴーストスネークの試練を受けようと、くねくね道を歩こうと思っていた。マブリガシュの賢女からはやめた方がいいと警告された。この気質が悪い! 彼女を無視した。

恐くはないけど、1つだけ後悔がある。母がくれたアミュレットを、今私を殺そうとしている毒を蛇から受けた時になくしてしまった。母への最後の言葉が、きつい言葉だったのを後悔してる。冷たくわがままだった。そして子供だった頃に、母からもらったアミュレットをなくしたことも。

もしこれを読んでいる人がいるなら、くねくね道で私よりうまくやれることを願う。Rの文字が刻まれた小さな金のアミュレットを持っている蛇を見つけたら、それをタルデイク要塞にいる母、アネイダ・ウバリールの所へ持っていってほしい。

母のことを想いながら死んだと伝えてほしい。

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