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書籍

ヴォクスへの返答、第一草稿

レディ・ヴォクスへ

私も聖職者もあなたと共に悲しんでいるが、こちらとしてはトリビュナルに対していかなる愚行も行なうことはできないし、そのつもりもない。私が1人のしもべとして身を捧げているのは世の傷を癒やすことであり、傷を負わせることではない。

実のところ、あなたの息子の行いは悪いことだったと考えているが、生きている者を殺すことにはそれがどんな罪を犯した者であれ反対なのだ。聖ヴェロスが大脱走の終わりに戦争の道を拒否したことを忘れてはいけない。あれは彼が残した重要な教えだ。誰もが見習うべきことである。

お悔やみと祈りを込めて

タイディン・アーサラン

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