物語内容
アマリア・ヴァサトルンと話す
レヤウィン北西部にあるアンダートウ洞窟の手前に、アマリア・ヴァサトルンがいます。
アマリア・ヴァサトルンと会話しましょう。

あなたは心が強そう。嘘や罠、不運で死ぬのも厭わないって感じに見える。どう? ギデオンから来た無力な学者を助け、アンダートウ洞窟からちょっとした歴史を掘り起こすつもりはない?
そうだ。それとあなた、泳げる?

何が必要か教えてくれ

偉大なるファレヴォンって名前に聞き覚えはある? 有名なニベンのミノタウロスハンターなんだけど、彼が埋葬された場所は時が経ってわからなくなっていた
何年も探し続けた結果、私はついにファレヴォンの霊廟と思われる場所を見つけたの!

助けが必要な理由は?

これがファレヴォンの墓だという証拠が欲しくてね。彼の鎧と兜、剣があればちょうどいいわ。でも奥まで行かないうちに、洞窟がゴブリンやミノタウロスだらけだと分かって困ってるの。しかも洞窟の一部は水浸し
協力してくれれば、それなりの金額を払うわ

洞窟の探索を手伝おう

アンダートウ洞窟が偉大なる英雄の眠る場所だと知っている人は、レヤウィンに誰もいない
私は荷物を取ってくるから、中で合流しましょう。牛穴に入らずんば角を得ずよ!

ファレヴォンがなぜここに埋められていると思う?

ファレヴォンの埋葬の記録を、レヤウィンの外れの丘にある輝く墓所で見つけたの。それによると、彼は武器と鎧を身に着けて安置されたそうよ。数多の武功の遺物と共にね
で、それがここ。でも、ゴブリンが洞窟の中で絶賛繁殖中。おまけにミノタウロスまでね

探している遺物に興味がある

そうでしょうね。まあ、偉大なるファレヴォンは黄金の兜を持ち、無敵の鎧を着て、抜群に鋭い剣を振るった、とされている。その武具が欲しい

ファレヴォンの鎧について教えてくれ

伝説によれば、ファレヴォンは最も美しい鎧を持っていたそうよ。美しいだけじゃなく、剣も矢も槍も通さなかったって。彼の時代の鎧のことはあまり知られていないけど、ファレヴォンが偉大なる者として知られていたってことは、優れた鎧だったと考えるのが自然ね!

ファレヴォンは抜群に鋭い剣を持っていたと言ったか?

ファレヴォンの剣はあまりに鋭く、空気すら斬ることができたと言われているわ! まあ、それは変よね… どんな剣でも空気は切れるし
ああ、そうだ! その剣は鎧を空気のように斬る。そう言われてたんだ!

ファレヴォンの兜について教えてくれないか?

兜はファレヴォンがブラックウッドで示した様々な武勲への感謝の印として、レヤウィンの領主から贈られたものだそうよ。咆哮するドラゴンの顔を模して作られたんだって

時を経て誇張された可能性はないか?

まあ、何百年もの時が過ぎているからね。ファレヴォンの武器や鎧も今じゃ見る影もないでしょう。でもどんな状態であれ、計り知れない歴史的な価値がある。私には分かるの!

ゴブリンとミノタウロス?

ゴブリンは驚くに当たらないわね。この地域の多くの洞窟で繁殖しているし。出くわしたくはなかったけど
ミノタウロスがいるのは想定外だった。レヤウィンにこれほど近い所で目撃されるなんて、数百年なかったことだから

それで、そのミノタウロスはどこから来た?

まさにそれをずっと疑問に思ってたのよ! どこから来たにせよ、ここのミノタウロスはとても狂暴。怒り狂っていると表現した方が正確かもしれないわ。中からものすごい音が聞こえてきたもの
あいつらはゴブリンに腹を立てているみたい。ミノタウロスとゴブリンって、仲良くなれるのかしらね?

輝く霊廟は見当たらない

それは、大地に呑みこまれてしまったから。700年前のある晩、付近の住民はものすごい音を聞いて、朝見ると霊廟は丘の下の洞窟に落ちてしまっていたそうよ

なぜニベン人はここに霊廟を建てた?

この丘の下にある洞窟は、ファレヴォンの最後にして最大の戦いの舞台だったからね。霊廟は勝利の記念碑であり、彼の墓地でもあったってこと
最後にはアンダートウ洞窟に呑みこまれてしまったけどね
ファレヴォンの遺物を集める
アンダートウ洞窟に入りましょう。

「ゴブリンは矛盾の塊である。喧嘩好きだが群れになると危険になる。愚かだが狡猾だ。歯ぎしりが多いが、獲物を追う時は驚くほど静かになる。厄介だが称賛すべき点は否定できない」―学者、モーヴェン・バレット(ゴブリンに殺される直前の記述)
洞窟に入った後、アマリア・ヴァサトルンと会話しましょう。

ファレヴォンの所持品は、洞窟のどこに散らばっていてもおかしくない。どこかに沈むか、引っかかっている可能性もある。レヤウィンの民は彼の偉大さに相応しく、大いなる栄誉と共に彼を埋葬した。でもそれは、大地が彼の霊廟を飲み込む前の話よ
探索を始めると、アマリア・ヴァサトルンが発言します。

ゴブリンが好きそうな場所ね。薄暗くてじめじめして、汚い
探索を進めると、ファレヴォンの壮麗な剣を発見します。


この剣がミノタウロスを切り裂くところが想像できるわ! もう使えないのが残念ね
更に探索を続けると、ファレヴォンの壮麗な兜を発見します。


この兜がファレヴォンを何度救ったか想像してみて! あ、最後を除いてね
更に探索を続けると、ファレヴォンの壮麗な鎧を発見します。


彼の鎧は月や太陽の光で輝いたのよ! ミノタウロスは光るものを見ると怒るんだけどね
3つの遺物を手に入れた後、アマリア・ヴァサトルンと会話しましょう。

うーん、鎧も兜も剣も、酷く傷んでいるわね。疑り深い人なら、誰の装備でもおかしくないと言いそう。この問題を解決するには、ファレヴォンの壮麗な角笛を探さないと!
でも、角笛はどこにあるの? なぜここにないの?

角笛のことはこれまで何も言っていなかったが

ファレヴォンの壮麗な角笛は彼の最も偉大な財宝だったの! 祖母の話では、ミノタウロス王の角から作られたそうよ。緻密な意匠が施された、真鍮の覆いが取り付けてあったと聞いたわ
ファレヴォンが角笛を吹くと、七日もの間、丘からこだまが響き続けるって伝説まであるの!

祖母からファレヴォンの話を聞いた? 学者じゃなかったのか?

学者よ! 基本的にはね。でも、そうね。私には個人的な事情がある。ファレヴォンは遠い祖先なのよ。私は彼の戦いや魔法の角笛の物語を聞いて育ったんだから…
あっ。これってあの角笛のことなのかも…

角笛がどうした?

祖母の話では、角笛の音はミノタウロスに恐怖と怒りを引き起こすんだそうよ。でも角笛は、時に誰も吹いていなくてもミノタウロスを呼寄せることがあるって
ミノタウロスがここにいるのは、偉大なる角笛のせいなのかもしれないわ

祖母の作り話じゃないのか?

ええ、私もそれは考えた。ヴェロ家の多くはずっと昔に亡くなり、血筋はほとんど残っていないけど、実在したのは間違いない。ファレヴォンとの繋がりは、母方の家系から辿れるわ
祖母の物語には真実が含まれている。きっとそうよ

祖母の物語を他に信じている人は?

いないわ! 私の家族以外は誰もファレヴォンのことを覚えていないの。彼の偉業を記録した歴史はほぼ全て失われている。彼の霊廟すら消えているのよ!
でも今、私はファレヴォンが実在し、偉大な英雄だったっていう証拠に近づいている
探索を続ける前にもう一度、アマリア・ヴァサトルンと会話しましょう。

損傷していても、これは素晴らしい遺物よ。興味深いし、驚くべきものね。でも、できたら角笛の場所も突き止めておきたい。角笛があれば、ファレヴォンの伝説を完全に証明できるんだから
ここに残していくのは危険かもしれないしね
探索を進めると、ファレヴォンの角笛の音が聞こえてきます。

聞こえた? ファレヴォンの角笛よ!
更に探索を続けると、アマリア・ヴァサトルンが発言します。

この部屋で角笛の音が聞こえたはずだけど、誰が鳴らしたの?
洞窟の最奥に行くと、砕きのドルヴァークがいます。
砕きのドルヴァークを倒しましょう。

砕きのドルヴァークを倒した後、近くにあるファレヴォンの壮麗な角笛を取りましょう。


ファレヴォンの角笛。話に伝わるとおりよ! 音を鳴らしたのはゴブリンなの?
アマリア・ヴァサトルンと会話しましょう。

信じられない! 角笛と兜、剣に鎧。知られている限りすべてのファレヴォンの遺品が、この洞窟から回収できたわ。危なかった。浸水がかなり進んでいるから、手遅れになるところだった…
あとはここから脱出するだけね!
探索を進めると、アマリア・ヴァサトルンが発言します。

ここを通れば出られそう… 少し濡れるのが気にならないならね
角笛の扱い方について助言する
洞窟の外に出た後、アマリア・ヴァサトルンと会話しましょう。

ついに、ファレヴォンの伝説の証拠を手に入れたわ! この遺品を持ち帰れば、ギデオンは私の話で持ち切りよ
でも… どうかしら。ここのゴブリンはファレヴォンの角笛に手を出したせいで面倒を引き起こしたのかしら? それとも、角笛は持っているだけでも危険なのかも…

手に入れた遺物をどうするつもりだ?

ギデオンに持ち帰って、私の一族の物語が本当であることを証明したい。そうなれば、名声と富、祝宴が待っているもの!
でもこの遺物… 特に偉大なる角笛は危険かもしれない。家に持ち帰るべきではないかも

- 角笛を吹かなければ大丈夫だろう。ギデオンまではそんなに遠くない。
- 偉大なる角笛を破壊するんだ。真実を知っただけで十分だろう。
角笛を吹かなければ大丈夫だろう。ギデオンまではそんなに遠くない。を選択した場合

その通りよね! ファレヴォンの偉大さは広く記憶されるべきよ。この歴史的遺物をギデオンに持っていって、一族の古い伝説の真実を証明するわ
勇気づけてくれてありがとう!

どういたしまして

疲れて傷だらけでびしょ濡れになったけど、この遺物が偉大なる歴史を証明してくれる! あなたの助けがなければ、ファレヴォンと角笛の運命は、歴史の中に埋もれてしまうところだった。ありがとう!
ああ! 報酬を忘れちゃダメよね。そのうちギデオンに会いに来て!

クエストを完了する。

またいつか会いたいわ。でも、本当のことを言うと… ファレヴォンの伝説を裏付ける証拠をついに見つけた今、これから何をすべきか迷っているの

また新しい謎を探して解くといい。くれぐれも角笛は吹かないように

私なら心配無用よ。すぐ出発するし、途中でどんな危険があっても恐れないし、怯えもひるみもしない。だって、私には偉大なる英雄の血が流れているのよ!
まあ、何世代か離れているけどね
偉大なる角笛を破壊するんだ。真実を知っただけで十分だろう。を選択した場合

そう… もちろん、そうよね。角笛を壊すわ。角笛の呪いが本物の悲劇を招く前に
忍耐、慎重さ、そして洞察力。ファレヴォンから学んだのはそれよ。彼は自分の力を過信してはならないわ

賢い選択だ

疲れて傷だらけでびしょ濡れだけど、私たちは成果を手にしたわ! ファレヴォンの偉大な角笛がなくとも、他の遺物は偉大なる歴史の証拠。ありがとう!
ああ! 報酬を忘れちゃダメよね。そのうちギデオンに会いに来て!

クエストを完了する。

またいつか会いたいわ。でも、本当のことを言うと… ファレヴォンの伝説を裏付ける証拠をついに見つけた今、これから何をすべきか迷っているの

また新しい謎を探して解くといい。角笛を壊すのを忘れないように

きっとそうするわ! 慎重さは私のモットーだからね
あなたのこれからの冒険の成功を祈るわ。私は偉大なる英雄の亡霊を追って何年も過ごしてきた。でもやっと本物の英雄に出会えた。そんな気がする。あなたと冒険ができたこと、光栄に思うわ
関連資料
上級歴史家、シリノ・ヘンター著
従弟のブルミウンを失い嘆き悲しむファレヴォンは、彼を真っ二つに引き裂いたミノタウロスを追跡し、打ち倒すことを誓った。多くの人にとってミノタウロスはどれも同じように見えるものだが、今回は従弟を殺した者の正体についてファレヴォンは十分に情報を得ていた。グレンブリッジの住人がブルミウンの戦いを目撃していた上に、彼らは戦った相手のミノタウロスのこともよく知っていたのである。その野獣は赤きフルームと呼ばれていた。皮がレンガのように赤く、たてがみも赤茶けたオレンジ色だったからだ。それでも、赤いミノタウロスが潜んでいる場所をファレヴォンに教えられる者は誰もいなかった。
嘆きと冷酷な決意を闇のマントのように身にまとったファレヴォンは、探し求めた対象を追い詰めるまでブラックウッドにあるミノタウロスの巣を空にしていく仕事に取り掛かった。彼はそれぞれの薄暗い洞窟や崩れかけた石の門の前で立ち止まると、老いたカースで作った戦の角笛をとてつもなく大きな音でひと吹きし、ミノタウロスに敵と恐怖の訪れを知らしめた。これを7回行い、7体のミノタウロスを殺したが、赤きフルームはまだ彼の怒りから逃れていた。
ついにファレヴォンはニベンの川岸にある、ブラックウッド内で最後のミノタウロスの巣にやってきた。そして、彼の力強い角笛を吹き鳴らした。「出てこい、出てこい、お前が赤きフルームなら!」彼は叫んだ。「違うのなら、今すぐどこで彼が見つかるか教えるんだ。そうすれば見逃してやる」だが、洞窟からはミノタウロスのうなり声以外、返事はなかった。そこでファレヴォンは身構えて洞窟の中に入った。
(後年、学者たちはファレヴォンがミノタウロスの話を理解していたかどうかは疑問だとしている。と言うのも、理解できる人間はほとんどいないからだ。残念なことに、しがない執筆者である私は挑戦に対するミノタウロスの返事の内容を知らない)
ファレヴォンは洞窟の中に降りていった。その最も奥深い場所でこれまで目にしたどのミノタウロスよりも大きいミノタウロスと対面した。赤きフルームは立ち上がると長身のノルドの2倍は背が高く、犠牲者の頭蓋骨で作った首飾りを身に着けていた。「忌々しい野獣め!」ファレヴォンは叫んだ。「ついに見つけたぞ! さあ、我が従弟を引き裂いたお前に正義をもたらしてやる!」
「フルーム!」と、赤きフルームは答えた。そして血塗られた縞入りの角を下げると、この勇ましき英雄に突進した。
ファレヴォンが脇に飛び跳ねると、赤きフルームは洞窟の壁に力一杯激突した。壁が壊れてヒビが入り、そこから川の水が注ぎ込み始めた。ファレヴォンは赤きフルームが体を引き抜いて再び自由になる前に脇腹を3度切りつけたが、その攻撃は相手をさらに怒らせただけだった。ミノタウロスは大斧をつかむと、ファレヴォンに恐ろしい一撃を与え、彼の右腕を切り落とした。それでもファレヴォンはひるむことなく左手で戦い続けた!
両者の間で激しい攻撃が幾度となく交わされた。そして、ついにファレヴォンがその輝く剣を赤きフルームの心臓に突き刺した! だが、最後の一撃に対する怒りに駆られたミノタウロスは狙いを定めて激しい一撃を与え、勇敢な英雄の輝く兜を叩き割った。ファレヴォンは力尽き、自らが殺した恐ろしいミノタウロスの死体の上に倒れた。
そしてレヤウィンの人々はファレヴォン・ヴェロを発見し、敬意を払って彼を外へと運び出した。
後日談
ギデオンの宿屋
ギデオンの宿屋〈卵とハンマー〉に行くと、アマリア・ヴァサトルンがいます。
アマリア・ヴァサトルンと会話しましょう。
角笛を吹かなければ大丈夫だろう。ギデオンまではそんなに遠くない。を選択した場合

ファレヴォンの角笛を持ち帰ったのは間違いだったわ! 匂うのか見えるのかはわからないけど、とにかくミノタウロスは角笛を感知できるみたい。ギデオンに来る途中で襲ってきたわ。角を草むらに投げ捨てて逃げてきたの
命からがら逃げられたわ。打ち身だらけよ!
偉大なる角笛を破壊するんだ。真実を知っただけで十分だろう。を選択した場合

会いたかったわ! あなたの助言に従ってよかった。ミノタウロスも怪物も不運も、ギデオンに来る途中に降りかからなかった
望み通りの名声を得るには至っていないけど、元気にしているわ。ファレヴォンの角笛の呪いは解かれたからね
ブラックウッドの英雄
当クエストを完了すると、「ブラックウッドの英雄」にアマリア・ヴァサトルンが登場します。
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