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書籍

レッドファー日記、第2巻

真央の月13日

装具を降ろす作業が終わり、運搬人達を送りだした。彼らは南中の月の初日に支援物資を手に戻ってくるが、やっと一人で思いに沈めるようになった。

真央の月14日

自分で見たところ、遺跡の休眠状態についての報告は誇張されていなかった。先人の墓すべての美しい魅力は、広間を掃除して汚物をなくす死霊術のコンストラクトが存在しなければ有り得なかった。

まったく、遺跡の状態はひどすぎる。先人が汚物をかき分ける努力をまったくしなかったかのようだ! 直ちに作業に取り掛かろう。

真央の月20日

何冊かの魔法をかけられた書物を偶然見つけた。残念ながら開けない。カルシネーターがあればサンプルを取ってきて破壊し、付呪を詳細に分析できるかも知れない。残念ながら、あの非常に忌々しい盗賊達によってそれは不可能となってしまった。

思いとどまらずに、私は書物のうち一冊の封印をこじ開けようとした。こじ開けたときには指紋が焼き付くほど、書物はかなりの熱を帯びた。さらなる研究は水晶の塔へ戻るまで待たなければならない。

真央の月23日

ある極めて良好に保存された肉体の怪物の死体を調べていると、堆積から流れる微風を感じ取った。それは一定で温かく、巨大な怪物の呼吸のようだった。

それは間違いなく何かの隠し通路への入口だが、進入路は完全に覆い隠されている。

真央の月27日

うまくいった! 慎重に変性魔法を応用することで通路を開けた! そのような巧みな解法はきっとサマーセットの同僚達の賞賛を受けるだろうが、今は真の発見が待っている! この聖骨箱にどんな秘密があるか見つけ出す!

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