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書籍

レイノーのブサヌアルのメモ

導管室にあるプリズム放出の基盤に関するキレスのメモを読み直してみると、ドゥエマーコンストラクトの理解における注目すべき進展が分かる。彼女が殴り書いたものは子供っぽく、言葉遣いは良く書かれた部分でさえ曖昧だが、彼女の出した結論は並外れたものだ。全く努力をしていないにも関わらず。

姉妹は見事に一時的な仮説を立てて成し遂げてみせた。これにより、彼女はドゥエマーの装置がどう動作するのか結論を出せるようになっただけでなく、その装置を修理して使用し、本当に長い間封印されていた扉を開けることにもつながったのだ。

彼女は壊れたドゥエマーコンストラクトから回収した部品と自分の唾液を使って、損傷を受けていた放出石に似せた代替品を作ることに成功していた。新しい部分には触れたくないし、こういう問題に対して僕なら異なる対処法を取っていたことは確かだけど、姉妹のことを誇りに思う。

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