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書籍

部分的に隠された日記

我々が取引をした相手が誰なのか、しっかりと覚えておかねばならない。メエルーンズ・デイゴンはデイドラ公だ。人ではない。彼は我々の理屈で納得しない。今はこの協定が双方に利益をもたらすが、いつまでもそうあり続けると考えるべきではない。最悪の事態に備えて、身を守る手段を確保しておかなければ愚かだろう。

これまでのところ、我々の研究の成果は控え目に言っても苛立たしい。「干し草の中の針を探す」という言葉があるが、私の前任者たちがデッドランドで答えを徹底的に探した苦労の半分も表していない。だが、ブラック・ドレイクの努力は無駄ではない。

答えはエゴニミックだ。野望の中にある力は古い。これはメエルーンズ・デイゴンにとって基本となるもので、切り離せない力なのだ。これはデイドラ公の名のかけらだと考えられる。だがこの言葉、エゴニミックは、単なる名をはるかに越えるものだ。この言葉を発する者は誰でも、信じられぬような力をデイゴンにもたらすだろう。それは彼をニルンから追放できる。

これを利用することがないよう願ってはいるものの、これを意のままにできることは私に安堵をもたらす。これだけ有益な秘密をここに置くのはあまりにも危険だ。指示の記録はブラックウッドにある我が娘、メイリードの宝物庫に移した。もし彼女が復讐のために必要とするなら、自由に使えるだろう。

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