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書籍

戦闘命令(断片)

――のフリゲート船、4隻のブリガンティン船、そして12隻のスループ船。

これらに加え、艦隊は女王専属の海軍の船16隻から構成される。海戦支援の役目を果たす、私掠戦と商船隊である。これらの船は兵站責任者である士官エルピオン准将の指揮下に入る。ただし以下は例外とする:

――「フィナスタールの約束」は特使船として艦隊提督の直接の指揮下に入る。この船の第一の任務は、最初の上陸までの間、他の船同士で行われる報告を伝達することである。必要な場合、この船は外交使節代表団のための高速輸送手段としても利用可能である。ただし必要もなくこの船を艦隊から離れさせることは禁ずる。「約束」は大陸との他の通信手段が機能しない際の、緊急連絡船だからである。

――スループ級私掠船である「プロウラー」は、独立行動を取るものとする。この船はケナーシズルーストのために貨物を運んでいるが、その第一の用途は独立の偵察船としての働きにある。プロウラーの乗組員はこの取り決めについて知らず、他の船と同様に女王専属の海軍への協力として参加したと思っている。しかしジミラ船長は独立の命令を受けており、彼女がそれを明かすとすれば、それは――

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