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書籍

スケルトンの召喚

勤勉な死霊術師がアンデッドを手下として蘇らせ、使役し、守らせるには、多くの選択肢がある。復讐心のある亡霊はもちろん、別の種類の実体のない霊魂も満ちあふれているが、やや制御が難しいことが多い。肉体を持つ死者は、筋力があり、労働力や即戦力が欲しい場合に役立つ。また、小型のデイドラの霊魂を使って操れば、肉体を持つアンデッドには自我も過去の生の記憶もない。順応性があり、命令に従いやすく、単純な命令に従う能力がある。つまり、ほとんどの死霊術師の手下としての要件を満たせる、完璧な召使となる。

死霊術師の中には、スケルトンを使うよりゾンビを操って、仕事やその他の闇魔法を実践させることを好む者もいる。まず、スケルトンの定義は主に骨で構成され、臓器や肉片はほとんど残っていないか、全くないものである。言い換えれば、スケルトンはゾンビと違い、儀式サークルや隠れ家に自分自身の肉の破片を落とすことはない。スケルトンはゾンビよりもはるかに頑丈で器用であり、そのため非常に素早く、色々な意味で、より危険である。

スケルトンを蘇らせて命令を下す場合、調達元は2種類ある。ひとつは、新鮮な死んだばかりの死体から直接骨を抜き取る方法である(または、適切な強力な呪文が用意できるのであれば、生きた犠牲者から)。死んだばかりの死者の骨は強く頑丈で、要求に従って酷使されても容易に耐えられる。死んだばかりの死者のスケルトンは、より機敏で速く動けるが、生まれたばかりの創造物すべてに共通するぎこちなさはある。

もう一つ方法は、非常に熟達した死霊術師が好む。絶対的で確実な市場である墓を探して、スケルトンを手下として蘇らせることである。もちろん古代の共同墓地から、戦死した兵士の屍でいっぱいの長く忘れ去られた戦場まで、いかなる死体の保管場でも問題ない。古い骨には偉大な力が宿っている場合があり、魔法を使って、死霊術による結合で散らばった断片を繋ぎ合わせられる。古い骨は新しく死んだばかりの死者の骨より早く砕け散ることもあるが、遺骨に宿り命令を待つさらなる力が、こうした不利な点を補うことが多い。

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