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書籍

オーガ: 概要

シランティレ著

シロディール辺境の森林地帯、そしてまたタムリエル中にある、滅多に足を踏み入れられることのない共有地の隅ならばどこでも、タムリエルで最も基本的な奇形生物、すなわちオーガの故郷となり得る。僻地の洞穴や岩石地帯の小山の浅い洞窟を覗いて見れば、出会うのはトロルや狼ではなく、この原始的な生物の小さな集落かもしれない。多くの場合、彼らの狩場には手を出さないようにしておくのが最善である。オーガは我々の境界線には近寄らない傾向にあるし、他の略奪者たちを抑える効果もあるからだ。オーガが何らかの障害となる場合は、最寄りの街の衛兵に連絡することが義務とされている。ごくわずかな費用を払って襲撃部隊を要請すれば、このような敵は簡単に駆除できる。

オーガは議論をするような知性を持ち合わせておらず、巣への侵入者を叩き潰してひしゃげた死体に変えることに、原始的な快楽を感じている。彼らは狩りをして食料を獲得し、必要なものを集めてくる。そのようにしてニルンでの生活を楽しむのみである。しかし彼らがその驚くべき腕力で敵をねじ切り、大きな岩を相手に投げつける際は例外である。幸運なことに、オーガの性質は鈍重なので、素早い相手であればそのような攻撃は回避できる。オーガの身体の色については、エリンヒルのファラスタスの推測では灰色がかった青色が彼らの空に対する輪郭をカモフラージュしているとされるが、これはタネスのレディ・シンナバーによって説得力のある批判が加えられており、この謎の解決には程遠い状態である。オーガのところまで歩いていって、尋ねる訳にもいかない。

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