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書籍

ヴァルミーナに捧げる歌

ネクロムの詩人(第二紀120年没)ガリナ・ラスリ作

おお、ヴァルミーナ、悪夢の王よ
我が午睡に絡みつく蛇の噛み傷よ
邪悪なる怪物の夢を見せてくれ
お前の領地を歩ませてくれ

激しい苦悶の夢を見せてくれ
肉をはぎ取られ、その下の骨が見える夢を
皮膚の下でうめき声をあげる者の夢を
私の目の奥で叫ぶ幽霊の夢を

お前の国をさまよわせてくれ
揺れ動く大地と、壊れた魂の国を
お前の無気力の中で踊らせてくれ
その円環の中で迷わせてくれ

お前の予兆を夜に歩かせて
眠る愚か者たちを集めてくれ
予兆は彼らの夢と希望と嘘を盗み
持ち帰ってお前の力に変えるだろう

お前の毒で世界を汚し
夢見る者の眠りを奪い去ってくれ
恐怖が彼らの魂を貪り
激しく追いやるように

眠らせてくれ、だが休息は要らぬ
狂気を内に染み込ませ
我が心にお前の闇を抱きしめさせてくれ
おおヴァルミーナ、我が願いを聞け!

<編集注記: これは一部の界隈で正気を失った詩として知られる、有名なガリナ・ラスリの最後の詩である。ラスリはこれを完成させた後、高所から飛び降りた>

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