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書籍

瓶に入ったメッセージ

このメモを見ている人へ

船はもうだめだ。最初はマオマーの襲撃者か何かに出くわしたのかと思ったが、実際はそれよりはるかに悪かった。

キチン質の生物が深海から竜骨を這いあがって、船べりに陣取った。海からやって来た悪夢が船を占拠したのだ。それはズマジャというシースロードに率いられている。彼女の声を聞いた。奴らはサマーセットに向かって来るだろう。

奴らは私の船室の扉にいる。もう長くはもたないだろう。手遅れになる前にこの言葉が島に届くよう、運命に祈っている。

フォリネル
レイザーウィンド号一等航海士

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