キャラクター特集　女王代理アルウィナルウェ

愛しい従姉妹へ

大好きで一番信頼している従姉妹アルウィナルウェが、私の不在時にサマーセットを見守りアリノールの王座に就くことを知って、本当に安心しています。
私が子どもの時、あなたは尊敬に値する、憧れの人でした。
年上の従姉妹であるあなたは、多くのことを教えてくれ、完璧さをただ求めるのではなく、最も創造的に、そして可能な限り見識がある態度で完璧さを求める気にさせてくれました。
旅から戻ってきた時、あなたは私を支援し、私が王座に即位することを快諾してくれたサマーセットの貴族の中の一人でした。
あなたには威厳があり、美しく、私には無い教養があります。
あなたを私の代理にすることに何の疑問があるでしょう？

愛しいアルウィナルウェ、私はあなたの公平な肩に多くのものを背負わせています。
あなたは私の代わりに全ての国政会議、セレモニー、広報イベントに出席しなければなりません。
舞踏会や夕食会では、常に笑顔を作り手を振ることが本当に面倒に違いありません！
正直に言うと、これが一番つまらない王族の義務です。
しかし、私だったら自分の本当の気持ちを隠すことに四苦八苦するような状況でも、あなたは最も困難な状況でさえも気にかけているように取り繕うことが出来る、完璧なプロです。
本当に感心します。
私もやってみます。

あなたは古風で自分のやり方に固執していると、誰かが言っているのを聞きました。
これはある程度本当ではありますが、国民やサマーセットの向上に関しては、あなたはそこまで頑なではありません。
私が王国の別の重要な問題に対処している間に、女王代理として執権を握り引き継ぐようあなたに頼んだ時、ためらうことなく引き受けてくれました。
どれほどの仕事があるか分かっていますが、あなたは上品且つ自分のスタイルで職務を全うし、不平を言うこともほとんどありません。
あなた以上の代理は望めません。
そのような理由で、この手紙をしたためることにしました。

この手紙を読んでいるあなたの厳しい顔つきが目に浮かびます。
「アイレンは私に何を求めているの？彼女はいつも不可能であることを尋ねる前に、こういう良いことを言うのよね」と自問しているのでしょうね。
ああ、アルウィナルウェ、なんて良く私のことを知っているのでしょう！

私の最愛の従姉妹、アルウィナルウェ、私はまさにサマーセット諸島に関する勅令を布告しようとしています。
私たちが様々な事柄で話し合ってきたように、私は遂に自分の気持ちに従い、商人、移民、訪問者、全ての者に対して公平で素晴らしいこの地を開くことにしました。
布告の写しは別の小包で送ります。
これが過去にあなたが私に助言してくれたことに逆らう決定ということ、そしてあなたの限界に近いアルトマーの感覚を曲げるかもしれないことは理解していますが、あなたに確固たる態度をとってもらい、この手紙の私の願いを確かめてもらう必要があります。
ドミニオンとタムリエルでの私たちの居場所は、サマーセットが自由で開かれた地となるかどうかによって決まります。
あなたが私の願いを応援し、この重要な試みの時はいつも尽くしてくれることを分かっています。

あなたを助け、国民の目となり耳となり行動するよう、密偵の1人である女王の瞳として知られるラズム･ダーを遣わせます。
過去の怒りで自分の考えを変えないこと。
それがラズム･ダーのやり方です。
大した意味はありません。
そして彼がやることは本当に素晴らしいことです。
適切だと思う方法で彼を使ってください。それだけで全てが良い方向に向かいます。

親愛なる従姉妹として全ての愛を込めて、

アイレンより

キャラクター特集 ― 女王代理アルウィナルウェ